[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(18:23)]
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お名前: 道化師
投稿日: 2004/11/7(05:06)
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こんばんは、みちるさん。
(って、こっちの広場も「お久しぶり」かなぁ?)
文化の日以来、風邪をこじらせて、それでも仕事を休まず働いて
この土日は完全にダウン状態の道化師です。
(日中、熱に浮かされうつらうつらしていたら、変な時間に目覚めてしまったなぁ)
さて、相変わらずくだらぬ前置きが長いですが、
さて本題。
〉◇◆◇GR◇◆◇
〉せっかくブッククラブに入ったことだし、GRも少し読んでみようかなぁとレベル2-3の
〉GRを読んでみることにしました。
〉そういえば、以前PGR2をほとんど読まれた道化師さんがオススメを書かれていたはずと
〉それを指針に読んでみることにしました。
〉[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=14833]
みちるさんのように、1千万語を遥かに超えて読んでいるのに、
今更、GRとは奇特というか、なんというか・・・。
いや、エライ!!
昨今は、GRよりも、易しい児童書からじゅんじゅんに、
ステップアップって言うのが主流のようでもありますが、
学校英語から原書へのリハビリ用には、やっぱりGRも捨てがたいよなぁ
って常日頃恩義を感じているものですから。
(じゅんじゅんに、と言えば、じゅんじゅんさんが幹事のタドキスト大会の
申し込み締め切りを熱に浮かされて1時間遅れてしまった・・・・。
じゅんじゅんさぁーん、オフ会はなるべく大きなキャパの会場取って、
追加募集して下さいねーーーー!
って、こんな所で嘆願しても、しょうがないか・・・。)
それより、私のまたえらく昔の投稿まで引っ張り出していただいて、
恐縮しごく・・・です。
〉Anita Loos「Gentlemen Prefer Blondes(PGR2)」★★★★★
〉マリリン・モンロー主演で映画にもなった作品のようですが、女の子二人が
〉「Education」のために、ヨーロッパに渡って、お金持ちの男の人にあれこれ
〉買ってもらうというのを主役の女の子が書いた日記形式になっています。
〉あれこれ貢がせているのだけどあざとさがなく無邪気に書かれていて、
〉男って、ほんとバカ。と楽しめます。(笑)
〉リトールドとか気にせずに面白い日記として楽しみました。すごく面白かった
〉ので、思わず、原作も注文してしまいました。
〉[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0871401703/sss-22]
えぇ、そうなんです。男って、ホント、バカなんです。
(エッ、思い当たる節があるバカは私だけ?)
〉Catherine Cookson「Slinky Jane(PGR2)」★★★☆
〉この作品は、結構読む人によって解釈が分かれる話かもしれません。
〉ひっそりと村に、一人の青年が住んでいたのだが、そこに美女がやってきて、村の男たちは
〉みんな美女に夢中に、村の女たちはヤキモチを焼いて・・・というような話です。
久しぶりに読んだ私自身の投稿の要約と、随分違う要約ですねぇ。
やっぱり、読み手が女であるか、男であるかで、
受け止め方が随分変わるみたいですねぇ。
(たしか、この辺は、マリコさんとも随分と違ってると話した事がありました)
〉PGRだと、青年と、村の男たちには割合とリアリティがあるのですが、外から来る男の
〉描写は唐突で、美女や村の女たちにはリアリティが感じられないと思います。
〉私は、この物語は、美女や村の女の人たちのリアリティのあるぎりぎり感があってこそ
〉作品として成り立つ話だと思いますし、きっと原作にはそういう部分が書かれていたに
〉違いないと思うんですよね。
〉だから、青年や村の男たちの視線からだけの、あまり上手くないリトールドだと思って
〉いるのですが・・・。
たしかに、簡略されたGRですから、
丹念なリアリティを全てには描けないでしょうねぇ。
でも、物語の核心部分、
「主人公の男は、田舎の小さな村で閉塞感を感じていた。
そこに他所から美しくはあるが、どこか陰のある女がやって来た。
他の男たちは、その女の美しさに惹かれるが、
男は、その女の陰が気になり、その陰がなんであるかを知った時、
自分の置かれている状況と女の陰をオーバーラップさせて、
宿命を感じた・・・」
って部分は十分に伝わっているし、それが伝われば、
まぁ良しかなって思うのですが。
〉後から調べたのですが、作者は90年代に90代で亡くなった女性のベストセラー作家で、
〉自分の経験を元にした貧しい暮らしを舞台にしたものが多いということなので、
〉きっと、女たちのことがもっと書かれているはずとの思いを強くしたのですが。
〉実証のために、原作も読んでみようかなと思っています。
〉[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0552147052/sss-22]
ほほう、女性作家でしたか。
と、すると、「作家になろうとするような進歩的(?)な女」
に対する風当たりは結構感じていたんでしょうね。
でも、そっちをあまり重く読むと、
「女の敵は女」みたいな話になってしまいそうだなぁ。
〉まぁ、自分の日常生活に、みんなを魅了してしまう美女があらわれて・・・というような
〉妄想が好きな男性には、オススメかな。
うわっ!ドッカァーーン!
当然、オススメした私も、「妄想好き」?(笑)
〉Raymond Chandler「The Lady in The Lake(PGR2)」★★★★
〉PGR2ですが、YLは3くらいかなぁという気もします。でも、ちゃんとチャンドラーだーと
〉思いました。このレベルでチャンドラーに雰囲気が味わえるなんて素晴らしいです。
〉こういう作品がお好きな人は、いつかは原書をと思いながら読んでみると、
〉すごくわくわくと読めると思います。
〉原書はこちら。
〉[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0394758250/sss-22]
そう、この作品を読んで、私は「いつかチャンドラーの原書を読みたい」
って思ったんでした。
で、今、「The Long Goodbye(和名「長いお別れ」)」を読み始めたんですが、
原書もGRも、同じ味わいです。
って事は、ホント、このGRはよくリトールド出来ているなぁって感じますね。
〉上の三作、どれも美女に翻弄されたい男性向きかも。(爆)
上の三作をオススメした私は、
当然「美女に翻弄されたい男性」と、
みちるさんに「狙い撃ち」されたようですねぇ。(笑)
(そう言えば、山本リンダの「狙い撃ち」の相手の男も、
美女に翻弄されることになる訳か・・・)
ん?もしや、これも私はみちるさんに翻弄されているのだろうか?(爆)
〉Brigit Viney「French Fashion Designers(PGR2)」★★★★
〉Paola Trimarco「Gucci Business in Fashion(PGR2)」★★★☆
〉やっぱり、美女とつき合うために必須な豆知識の二冊という気も・・・。
やっぱり、妄想を妄想のままにせず、現実化への知識を仕入れて、
あと少しで現実になるかもしれないと思えるところで、
妄想も可能になる訳ですから。
(妄想の為のノウハウです。)(笑)
〉こういう偏った好みのオススメを読むのも楽しいですね。(笑)
〉もうちょっと、この辺のGRを楽しんでみたいと思っています。
再度、ドッカァーーン、「偏った好み」ですかぁ?
そーかなぁーー?
男性諸兄は、私と同じ方が多いと思うのですが。
ケビン・スペイシー主演の「アメリカン・ビューティ」なんて映画を見ると、
事あるごとに、ケビン・スペイシーが美女とのあらぬ妄想に走るんですが、
私は思わず納得してしまいました。
きっとひっそりと私と同じ思いをした男性も多いはず・・・。
って、事で「美女に翻弄される妄想が大好きな」道化師でした。
ではであ。
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