[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/2(03:17)]
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お名前: アトム http://www1.tmtv.ne.jp/~soh/
投稿日: 2004/8/5(23:10)
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こんばんは、アトムです。
夏休み中に報告すると怒られるのですが(笑)、帰省中のみなさん、許してね。
ほら、夏休み=田舎のおじいちゃん、おばあちゃん=昔話 というイメージがあるじゃないですか。
(ない? でもいいの、あることにするの)
ということで、日本の昔話を。
Kerry Muir /治田邦宏/乾侑美子による昔話シリーズ(あすなろ書房) レベルは1〜2くらい。
■The Marriage of the Young Mouse Girl Koshiro Hata絵 総語数870語 ★★★★
(ねずみの嫁入り)
結局ねずみが世界で一番優れているとわかった(?)話。
■The Snow Woman Seiichi Hayashi絵 総語数720語 ★★★★
(雪女)
背筋が冷たくなりますねえ。夏にもってこいだ。これは絵がいいです。
しかし、日本の昔話に“Beautiful”とか“Handsome”は似合わないなあ(笑)。
■My Snail, My Snail, My Husband Hideo Ito絵 総語数1,100語 ★★★★
(たにし長者)
たにしが庄屋の娘と結婚して人間になって幸せに暮らす話。こんな話だったかと再発見しました。
(再発見というより、覚えていなかった)
■Urashima Taro and the Palace of the Dragon 総語数1,000語 ★★★
(浦島太郎)
竜宮城って“Palace of the Dragon”なのよ。かっこいいねえ。
タイトルにDragonと入れたほうが売れ行きがいいかもね(笑)。
■The Story of The White Crane 永田 萌(絵)総語数750語 ★★★
(鶴女房)
助けられた鶴はおじいさんとおばあさんのところに娘(孫?)として住みつくのだと思っていたけれど、
これは若者のところにオヨメサンとして住み着いていました。そういわれるとそうだったような気もしてくるし。
※あ、もしかして「女房」じゃなくて「恩返し」だと、おじいさん、おばあさんと一緒に住むのか?
どれもメジャーなお話で、絵が昔話っぽいです。
このシリーズは、Kerry Muirさんが英文にしたのを日本人が添削(難しい単語は易しくする)ということをしたようです。
福音館書店からは
■Oniroku and the Carpenter Suekichi Akaba(絵) レベル2 総語数670語 ★★★
(原題:大工とおにろく)
Tadashi Matui(retold)。大工が川に橋を架けようとするが難しい。
川に住んでいる鬼の助けを借りるが、鬼の名前を当てなければ大変なことになる。
■Taro and the Amazing Bamboo Shoot yasuo sagawa(絵) レベル3 総語数1,140語 ★★★
(原題:わかりません:日本語で読んだことあるのに〜)
まつのまさこ作。そばにあったたけのこにToroが服をかけたら、たけのこがどんどん雲の上まで伸びていってしまった。
服を取ろうとしたTaroはたけのこの先端にしがみついているので見えなくなってしまった。村人たちがなんとかせねば。
昔話を英語で読むって、なんというか「発見が多い」という感じです。
今回は脈絡なく紹介させていただきますよー。
次はWanda Ga'gさん。
■ABC Bunny レベル1 総語数160語 ★★★
コールデコットオナー賞(よね?)。これって、歌なのですね?メロディーがついていました。
癖のある手書き文字はHoward Ga’gさん。
ABCを学ぶ絵本なのかなー。絵が素敵。この人の絵で一番好き。色無し。
■Millions of Cats レベル2 総語数940語 ★★★★
(邦題:100まんびきのねこ)
コールデコットオナー賞(よね?)。20th Century Stories to Shareにもありました。
邦題を見て最初馬場のぼるさんの本かと思ったのですが、違いました(まあね)。
「自分が自分が」というアメリカ人気質から見たら、この本は画期的だったのでしょうか?
■Nothing At All レベル2 総語数1,780語 ★★★
(邦題:なんにもないない)
見えない犬達が見えるようになるまでの話。
■Snippy and Snappy 総語数1,400語 ★★★
(邦題:すにっぴいとすなっぴい)
ねずみがチーズを探して家を探検する話。
■The Funny Thing レベル3 総語数1,040語 ★★
(邦題:へんなどうつぶ)
お人形を食べてしまう変な生き物に餌を与える話。
邦題のつけ方がなかなかだと思いました。
ガアグさんは“100まんびきのねこ”が出版されたことでアメリカ最初の絵本作家と呼ばれているらしいです。
「黒」の色にこだわっていたそうですが、日本語版ではその黒が再現されていないそうです。
へえ、そりゃ残念だ、と思ったけれど、私はちゃんと英語版を読んだのでした。
(でも、よくわからん)
私は上のガアグさんの絵本の中では“100まんびきのねこ”が一番好き。
脈絡ないですよー。次は色の絵本。
■Freight Train Donald Crews レベル0 総語数50語 ★★★
(邦題:)
20th Century Stories to Shareにもあったと思います。
読んでいて、ページめくっていって、なんじゃこりゃ?
貨車が虹色に並んでいて、走って走って、いっちゃった、っていう話。
読み終わった後、ボーゼンとしました(笑)。
虹色だったから、色の絵本に分類されたのでした。
■Who said Red? Keiko Narahashi レベル0 総語数130語 ★★★★★
(邦題:)
Mary Serfozo作。色を教える本なのですが、エイラト(Lois Ehlert)さんのように色がきつくなくてふんわりしています。
黄色と緑のページが特にお気に入りです。
■little blue and little yellow Leo Lionni レベル1 総語数1,000語 ★★★★
(邦題:あおくんときいろちゃん)
なかよしのあおくんときいろちゃん。でも、あんまり仲がよすぎると…。
これもふわふわな優しい絵本ですよね。
Donald Crewsさんと Leo Lionniさんは、まだまだ楽しい絵本があるので、待っててね。
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近況報告
もう語数は気にしていないのですが、今度は未読本の多さが気になってしまって、
今まで以上のスピードで読み進んでしまっています。
なのに、読んでく端から増えていくのよね。いつまでたっても減らないのさ。
■Harry Potter and the Goblet of Fire ハリー・ポッター#4
分厚いし、#3より面白くないという噂を聞いていたので読む気にならなかったのですが、
やっと手をつけました。結論から言うと面白かったです。
確かにねー、最初の200ページは退屈だったけど。
その後からは面白くて、残りページを気にすることなく読み終えることができました。
厚さに対する耐性ができたかなー。#5はさらに100ページほど多いのね。でも読めるはずさ。
お話は「#5を乞うご期待!」って感じで終わっているのね。だから読まなくちゃ。(そのうちね)
■The Twelfth Angel
■Walk Two Moons
この2冊はなぜか私の中でセットで、なぜかどちらも読むのが面倒だなあと思っていて、だからどっちを先に読むか迷いました。
結局The Twelfth Angelを先に読んで、すっかりお気に入り〜。
読んでよかったよー。今まで読まずに取っておいてよかったよー。
Walk Two Moonsも面白かった。これも読んでよかったです。
でも一度読んじゃうと二度目はどうかなー、という感じですね。
この本は話が過去、あるいはもっと過去へ飛ぶので、キリン読みには向かないかも。
Holesみたいに唐突に大胆に話が切り替われば混乱することもないでしょうけれど、
これは少しマイルドに切り替わるので、混乱するかもしれません。
■The Great Discovery
久々にGRも読みました。PGR3です。なんかねー、イマイチだったなー。
The President's Murderer(OBW)がレベル2であれだけ書けているのに、
どうしてレベル3でもっと面白く書けないかなー?
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ということで、今年は猛暑と洪水の夏ですね。
家の中にいても熱中症になってしまうらしいですね。
みなさん、ご自愛くださいね。
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