[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/2(05:23)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: アトム http://www1.tmtv.ne.jp/~soh/
投稿日: 2004/6/18(16:12)
------------------------------
こんにちは。アトムです。個人的にそろそろ多読2周年を迎えるので記念報告〜!
それでついでに20回目なので、ちょっと豪華なラインナップ。
たぶんこの報告で紹介絵本冊数が250冊を越えるはずですが、そんなに紹介した覚えはないぞ?
※ 2周年を迎えようと迎えまいと報告はするのです。ちょっと言ってみたかっただけ。
※ 「豪華だ」というのは、まったくもって個人的感覚です。
えーっとですね、今回は「家族(特に母と子)」特集!
母と子の前にまずこれ!
■Let's Go Home - The Wonderful Things About A House / Wendy Anderson Halperin絵 レベル2 総語数1,100語 ★★★★★
(邦題不明)
Cynthia Ralant作。The Cobble Street Cousinsのコンビがやらかしてくれました!丸ごと、あの世界です。
「さあ、お家に帰ろう」「みんなが幸せになるお家を作ろう」って、そういう気分になる本です。
家の中を1部屋ずつ紹介してくれています。小物がたくさん描き込まれていて、雑貨好きならたまらないかも。
掃除をしなくていいなら、ああいう部屋に住んでもいいかも(掃除は嫌い)。
キッチンにね、「みざる・いわざる・きかざる」が飾ってあります。探してみてください。
母と子の前にもうひとつ。爺と孫のお話。
■Song and Dance man / Stephen Gammell絵 レベル2 総語数880語 ★★★★
(邦題:)
Karen Ackerman作。ボードビルでショーマンをしていたおじいさんが、僕たち相手に屋根裏でショーをしてくれます。
特になに、ってわけではないのですが、おじいちゃんは過去にスポットライトを浴びていたわけで、
現役を退いた者の哀愁を感じました。そこがよかったです、この絵本。
さあ、母と子よ!
■The Runaway Bunny / Clement Hurd絵 レベル1 総語数400語 ★★★★
(邦題:ぼくにげちゃうよ)
Margaret Wise Brown作。こうさぎがどんなに逃げても、お母さんは追いかけていくよ、というお話です。
子供って追いかけっこが好きですものね。お母さんが追いかけてきてくれるという安心感っていいですね。
■You are My I love You / Satomi Ichikawa(市川里美)絵 レベル0 総語数180語 ★★★
(邦題:ずーっといっしょ)
Maryann K. Cusimano著。熊のお母さんは、もう小熊ちゃんが大好き!
なぜか、この熊たちはぬいぐるみです。
■Guess How Much I Love You / Anita Jeram絵 レベル3 総語数370語 ★★★
(邦題:どんなにきみがすきだかあててごらん)
20th Century Stories to Shareにあったかな?大きいウサギと小さいウサギ。
小さいウサギが大きいウサギのことを「こーんなに好きなんだよ」ということを体全体で表現するけれど、
大きいウサギの表現にはかなわない。
最後がいいです。
上の3作は正統派ですね。愛情確かめ系。
■No, David! / David Shannon絵 レベル0 総語数60語 ★★★★★
(邦題:だめよ、デイビッド!)
掲示板で話題になっていましたねー。いやー、David君はすごいですね〜。
彼の母はNo!とばかり言っていますが、彼と一緒の生活は大変だと思います。母がんばれ!
■Mommy, Go, Away! / Petra Mathers絵レベル0 総語数270語 ★★★
(邦題:ママちいさくなーれ!)
Lynne Jonell作。口うるさいママなんてこの小さい船でどっかいっちゃえ!
世の母よ(私を含む)、読んで反省しましょう。
■No Kiss for Mother / Tomi Ungerer絵 レベル4 総語数2,800語 ★★★
(邦題:キスなんてだいきらい)
20th Century Stories to Shareにも載っているお話。意外に難しくって、理解できているか不安。
この子猫の悪童振りにも辟易するけれど、
男の子ってある程度少年になると、母親に子ども扱いされるのは嫌なんでしょうね。
この母親もちょっと甘い感じでね。でも、最後はびしっといきますよ!
上の3作は子はお母さんに反抗的ですが、なんと3作とも男の子が主人公なんです。
そうかそうなのか・・・・・考えさせられますねえ。
■A Chair for My Mother / Vera B. Williams絵 レベル3 総語数1,060語 ★★★★★
(邦題不明)
20th Century Stories to Shareにも載っているお話です。
お母さんとおばあちゃんと私で、大きなびんに小銭を貯めています。それはお母さんに椅子を買ってあげるため。
どうしてお母さんに椅子を買うのか?もうね、すごくいいお話なの。暖かいお話なの。
■Ask Mr. Bear / Marjorie Flack絵 レベル1 総語数600語 ★★★★★
(邦題:おかあさんだいすき)
すごくよかった!お母さんの誕生日に何をあげよう?と男の子は考えます。
みんなに聞いて歩いて最後にクマさんに教えてもらいます。さあ、クマさんはなんていったのかな?
知りたいでしょ?(笑)
たぶん邦題は「おかあさんだいすき」でいいと思います。
この本(もちろん日本語)を子供の頃母親が買ってくれました。
当時読んだときはね、「で、なに?同じ事してほしいわけ?」って読んでてしらけていたんだけど、(嫌な子ねえ)
今読むとね、すごくいいお話でした。
こういう本(子が母に優しくするとか、いい子になる、という本)は、母親から与えられるとしらけますね。
(あくまで自分の経験です)
子供が自分で選んで読んで、「そうか、こういうふうにするとお母さん喜ぶんだ!やってみよう!」というのを狙いたいですね。
兄弟姉妹特集もいつかします(たぶん)。
ではでは、これ!家族特集とは関係ないけれど、リサとガスパール!
これはもともと仏語なんですね。
□Anne Gutman/Georg Hallensleben著 レベル0
■Gaspard in the Hospital 総語数310語 ★★★★★
(邦題:ガスパールびょういんへいく)
ガスパール君がキーホルダーを飲み込んでしまったお話。
■Gaspard and Lisa at the Museum 総語数300語 ★★★★★
(邦題:リサとガスパールのはくぶつかん)
博物館に行ってたいへんなことになります。
■Lisa in New york 総語数360語 ★★★★★
(邦題:リサニューヨークへいく)
リサの誕生日におじさんがニューヨークへ招待してくれました。
■Gaspard at the Seashore 総語数350語 ★★★★★
(邦題:ガスパールうみにいく)
ウインドサーフィンができたらかっこいいと思ってキャンプに参加したんだけど。
■Gaspard on Vacation 総語数240語 ★★★★★
(邦題不明)
ベニスに旅行に行ったガスパール一家。ガスパール君、またまたやらかします。
■Lisa's Airplane Trip 総語数300語★★★★★
(邦題:リサひこうきにのる)
リサが一人で飛行機に乗ってニューヨークへいった話
このシリーズ、どれもこれもみんなかわいい!手書きフォントがまたいいのよー。
英語も易しいです。
易しいけど、こんなにかわいいお話が読めるんです!
二人が「ガビ〜ン(って今言わない?)」となるところがすごくいい。
掲示板のどこかでこれは架空の動物だと読んで、
ウサギで間違いないと思っていた私はショックを受けました。(ガビ〜ン。 ってやっぱり今は使わないね)
=====================================
あのですね、絵本報告のついでに、読んだ本の報告をちょろっとしてもいいですか?
もうしばらく語数報告しないけど、でも、こんな本読んだ!という感動を。
■Artemis Fowl
ついに読みました。難しかったです。ナルニアより難しく思ったのでYL8.5くらい?
でも難しいものを読んだことがないのでよくわかりません。9.0くらいかもしれません。
12歳の子供が妖精と取引をするお話です。
12歳だからってかわいらしい取引ではないんですよ。テストで100点取らせてください、みたいなものでは全然ない。
すごく人間臭くて、想像しているファンタジーとはちょっと違いました。
いつもなら、おいしいところでちょこっとでてきて「ありがとう!素敵だわ!」といわれるだけの妖精ですが、これは違う。
日本人だったらカッパの特性を
「泳ぎが得意できゅうりが好きで頭のお皿は常に濡れていないといけない」くらいは小さい頃に刷り込まれていると思うのですが、
それが欧米ではdwarfやgoblinなんだなー、と今ごろになって思いました。そういう妖精の特徴がわかって嬉しかったです。
で、この本は面白かったのか?
妖精同士でウィットに富んだ会話をしているようにみえましたが、よくわからなかったです。 いや、そういうことではなくって、
面白いこと考えたなー、という感じですかねー。
終わりがよかったですね。ああよかった、という感じ。これってポイント高くないですか?
うーんとじゃあ★★★★。
■Lotta on Troublemaker Street
これもお借りしてやっと読めました!
周りの大人がすごくいいですね。お気に入りに追加です。
このくらいのレベルをあまり考え込まずに読めるようにやっとなってきました。
お借りして読んでしまいましたが、自分の本だったらよかったのにー、と買わずに読んだことを悔やんでいます。
■Superfudge
これ読んでみて〜、と貸してくださるまで、このシリーズの存在を知りませんでした。
「はちゃめちゃよ」という情報だけいただいて一抹の不安を抱えながら読んだのですが、なんのなんの、面白い!
面白いというか、思っていたほどのはちゃめちゃではなく、えーっとお兄ちゃんから見た4歳児(5歳児だっけ?)がすごくよく描かれている!
下品じゃないクレヨンしんちゃん、って感じね?
私、クレヨンしんちゃんは嫌いなんだけど、これは大丈夫です。
大丈夫どころか、感動すらしてしまいました。
===================================
ありゃ、ちっとも「ちょろっと」じゃなかったですね。
ローワン君もマービン君も読みました。貸してくださってありがとう!
長くしてしまいました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
▼返答