Re: 実験報告「英語で考える」(長いです)

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(15:21)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

11519. Re: 実験報告「英語で考える」(長いです)

お名前: はまこ
投稿日: 2004/4/12(17:32)

------------------------------

れなさん、こんにちはー。

電子レンジは復活したんでしょうか?ということが少し気になる
はまこ@活字中毒ではなく、読速は速いほうではなく、
どちらかというと精読するかなー、と思いつつわからない部分は放っておいて、
本をたくさん読んでいるわけではないけど、自分が読みたい本は自分で探す。
です。(^^)

〉さて、我が身を被験者にした実験、「英語で考える」。
〉これは、もとはといえば、私が納得力のお話をさせていただいていた頃に、
〉掲示板を賑わせていた別のスレッドの中で、はまこさんが問いかけてらした
〉「英語で考えることってできる?」というお話に端を発しています。
〉その時点では、私は自分のスレッドにお返事をつけるだけで手一杯でしたし、
〉そちらのスレッドのあまりのすごさにちょっとひいてしまっていて(笑)、
〉特にお返事させていただくこともなく終わってしまいました。
〉その時点では私ははっきりきっぱり「できない」と公言していましたし(爆)。

そうだ!忘れてたけど、あれを書いた頃は寝る前のうとうとしている時か、
夢の中でしか英語で考えられなかったんだっけ。←すぐ忘れる。
 

〉まず、最初に、質問をひとつ。

〉「皆さんの思考は、言語化されてますか?」

〉ことばでものを考えたり、思ったりしてますか?
〉正直言って、私の思考はあんまり言語化されてません。だから、皆さんが
〉よく書いていらっしゃる「考えるときは日本語」というお話には微妙に違和感を
〉感じることがあるんです。そう、それが、私の、封印していた暗い過去(笑)です。

私はたぶんれなさんと正反対だと思います。
ぼーっとしている時以外は、かなりうるさく思考を言語化しています。
多読をはじめた頃は全くなかったのですが、今年に入ってからは
英語でも思考が言語化されてきているようです。 
 
過去の話と言えば、受験生の時に歴史の年号をブツブツ言いいながら
頭の中に詰め込むという作業をやってたんですね。そうしているうちに、
頭の中で考えていることが口をついて出てくるようになってしまいました。
年号はさっぱり覚えられず、思考は具現化。
元に戻るまで数年かかりました。これはけっこう辛かったなぁ。

れなさんの子供の頃のお話を読んでいて、自分の子供の頃のことも
少し思い出したのですが、「言葉でものを考えすぎて」しんどい思いを
していたような気がします。。
そんな気がするんですが、この頃記憶がすごく短いので、
過去のことを掘り起こすのは一苦労です(^^;)
 

〉というわけで、やってみました。
〉私の「英語で考える」実験です。
〉この実験をすることは、私自身の本の読み方を詳細に検証することにもなった
〉みたいです。また色々と考えるネタを発見しました(笑)。

〉方法は簡単。
〉道を歩いてるときとか、まあ、色々と考え事をするときに、そのまま言語を
〉英語に切り替えるだけです。何も考えるネタがないときには、これも、日本語で
〉考える修行を積んでいた時に使った方法ですが、その時点で視界に入ってくる物を
〉順次詳細に感想をつけて描写していきます。英語だと、「詳細に」って言うわけには
〉なかなかいかないですけどね(笑)。
〉と、これを全部、振り出しから英語でやるんです。日本語で考えたことを英語に
〉直すのではなく、思考として切り出すときから英語。
〉真面目に考えてみると、結構大変?

切り替えるんですか。なるほど。
私は無意識に英語で考えているようなので、
切り替えられるというところまで行ってないみたいです。
 

〉でも、結論から言うと、できました。
〉それが英語で考えていることになるのかどうかはよくわからないですが、頭の中
〉に展開する文章を最初から英語にしていくことは可能です。見た物に最初から
〉英語で反応するのも可能。
〉やっていると、大昔(笑)、洋書を読み始めたばかりの頃にいつも感じでいた
〉「脳みそがぐるぐる高速回転する感じ」が戻ってきていました。ちょっとした頭痛
〉と、圧迫感があります。でも、これは、おなじみのものなので、逆に、「ああ、
〉ちゃんと英語回路につながろうとしてるんだ」という安心感も(笑)。

〉それから、やってみて気がついたこと。

〉1.単語は活用形、熟語は熟語の形でひとつながりで出てくる
〉 この件は、以前にもどなたかが報告してらっしゃいましたよね。なんだか、
〉単語が単独で活用もせずに出てくることってほとんどないです(笑)。名詞だって
〉形容詞を伴ってたりしますよ。しかも、意味わかってなかったり(爆)。
〉本に書かれていることって過去形が多くなるので、「現在形を呼び出す」ことが
〉今後の課題かも。

へぇ。すごいな。
私の課題は、haveとかshouldとか英語らしい?文が出てくることでしょうか。
過去形や現在形の区別もよくわかってないです。
 

〉2.やってるときは「完全英語モード」
〉 日本語は介在しません。本を読んでいる時と同じです。慣れてくるとなんとなく
〉二重思考になっていたりはしますが、それも、日本語で出てきたことを即英語化
〉することにはならない模様。これは、次の3で説明することとも関係します。

日本語が介在しないのは一緒です〜。
二重思考のことはよくわかりません。
日本語で考え事をしながら、英語で全く別のことを考えてるとか、
日本語で新聞を読みながら、英語で思い出すという状態は続いているのですが。
私の英語の力はかなり弱く、意識の表面に日本語があって、
その下と言うか、後ろに英語があるみたいです。
ぼーっとしているときに英語が良く出てくるんですが、
それを意識するとぼやけてしまいます。
あ、書いていてまた思い出しました。
今年に入ってから、英語が表面に出る時間がどんどん多くなってきて、
困っていたんですが、特にここ数日掲示板にたくさん書いているおかげで、
日本語の意識がまた強くなってきました。
気を抜くと英語に凌駕されそうなのですが、日本語の意識して前に持ってくる
ようにしてます。これを楽にコントロールできるようになるといいのですが。
 

〉3.英語と日本語では、できあがる文章の内容が異なる
〉 個人的には、これが一番面白くて、これからつっこんでいきたい(?)
〉テーマです。
〉その日によって、その時間によって、英語で考えるか日本語で考えるかを選択する
〉ことになった私は、結果的に、「同じことに別の言語で切り込んでいく」ことに
〉なりました。で、やってみると、結論は変わらなくても表現形式、というか、
〉強調される部分とかが違うんですね。もちろん、私の英語はまだ全然幅が狭くて
〉表現が限られるっていうこともあるんですが、それ以前に、最初から論理の
〉持って行き方が違う感じがします。
〉確かに、日本語で「私は、」と言うときの「私」と、英語で「I〜」と言うときの
〉「I」って全然重さが違います。最初から文章の力点が違うみたいな感じ。
〉そこからそれだけ違ったら、まあ、全然違う文章になっても仕方ないかも、とは
〉思いますが、なるほどこれが日本語人と英語人の違いを生むのねー、とか
〉思っちゃったりします。って、そこまで本当に私が英語を使えてるのかどうかは
〉わかりませんが(汗)。

へぇ。論理の持っていき方が違うと感じられるとは〜。
かなりの英語手練ですね!すごいなぁ。
 

〉4.さすがの私も考えるときは「脳内音声」(爆)
〉 なので、ちょっと困ってます。だから、飽きてきたと言ってもいいかも。
〉私はもともとうるさいのが嫌いなので、リスニングとか大嫌いなんです。日本語で
〉朗読されるのも嫌い(これはイメージがずれる、とか、思考の速度が違って
〉嫌だ、というのもありますが)。だから、発音がちゃんとわかってる単語って、
〉学校で習ったものぐらいなのかも。半年くらい前から「7時のNHKニュースは
〉英語で聞くぞ」という個人的プロジェクトをやってますが、仕事もあるし見てるのは
〉週3日くらい。それもいいかげんですし。
〉ってことで、私の頭の中に潜んでいる謎の単語達は、私がいいかげんにでも
〉読み方をつけないと出てこられないみたいです。常日頃何も考えてないでそのまま
〉読んでいる私は、読めない単語に自分の脳みそのための音声記号を付与してない
〉らしくて(爆)。うーん。よもやこんな落とし穴があろうとは。
〉仕方がないので、しばらくの間、「えいご漬け」を久々にやってました。
〉日本語は見ないでひたすら英語だけ聞いて、打つ。ゲームだと思ってやれば、
〉何かを聞き続けるよりはずっと楽。でも、絶対量は足りないですねー。
〉というわけで、この状況が改善されない限り、この実験はここまでかなー、と
〉思ってます。いえ、リスニングも、映画を見るもテレビを見るもやりたくない
〉ですー(笑)。いっそ「英語でゲーム」にでもしようかなー。音声付きの
〉ゲームも、あんまり好きじゃないけど(爆)。

私ももともとうるさいのが嫌いです。でした、かな。
英語の歌や、ましてやそれ以外の外国語の歌を聞くのは大嫌いだったんですが。
いつのまにか大好きになっていましたね。
いつからだろう?やっぱり去年の4月頃に音楽を聞き始めてからかな。

〉5.モード切替ができるということ
〉 ここまで読んでくださった方にはおわかりですよね。私は、ほぼ完全に、英語
〉モードと日本語モードを切り替えているみたいです。
〉これは、本を読むときも同じで、かなり早い時点から、私は英語の本を読むときは
〉完全に英語だけで読む習慣を身につけてました。カタカナ英語が出てくると日本語
〉モードに戻ってしまって大変、ということはあるわけですが、それも、ある意味、
〉完全なモード変更がかかっているから、と言えるのではないかと思います。

なるほど、なるほど。
私は完全に日本語が入らなくなったのは150万語ぐらいからかなぁ。
それまでは日本語が入っていたような気がするな。
聞くほうは最初の頃から日本語が入ってなかったんですけど。
と言うか、聞いても全くわからないので、音とリズムを楽しんでました。
ということで、日本語が入らなかったんでしょうね。

〉私は音からは全く入っていないですし、最初の2年は1年に100万語くらいしか
〉読んでいません。時間をかけて自分を慣らしてきたほうなのでしょう。
〉だからなのか、切替が簡単にできる人間だからなのかはわかりませんが、
〉こうして英語で考えるようにしてみても、二重思考ができるようになってきても、
〉私の場合は、「日本語が崩壊する」とか「足場を失う」というようなことは
〉ありませんでした。英語で考えようと思ってるときは英語です。洋書を読んでる
〉時も英語。でも、日常生活では日本語ですし、何かあって「げっ」とか思わず
〉叫ぶときはもちろん日本語(笑)。日本語と英語を切り替えることに、特に
〉負荷は感じません。でも、「両方一度に使え」と言われたら大変でしょうねー。
〉っていうか、その場合、英語は全然出てこないかも。うわー、役に立たないー。

ふんふん。
私も英語と日本語だけで崩壊や足場を失うという経験はしたことはありません。
思うに英語の歌を聞き始めた頃からそれと知らずに多言語の歌も聞いてたし、
少ししてから、ラジオでも多言語をよく聞くようになったし。
頭の中に英語と日本語だけという経験がないんですよね。
うわー、私も役に立ってないー。(笑)
 

〉皆様の投稿を拝見していると、「英語がどんどんわいてくる」という感じになる
〉方が多いようなのですが、私はその境地には達してません。だからもしかすると
〉まだなのかも、ですけれど、多分、私はそうならない人ですね。努力しないと
〉頭の中は言語化されてない人だし(笑)。本も、ちゃんと読めてる時には
〉もう何も考えることなく脳みそ直結ですからねー。ええ、知らない単語にも
〉フラグが立たないくらい(爆)。

なるほど、かなりうるさく思考を言語化する私は、
例えばお風呂の中でリラックスして、ぼーっとしているときは、
勝手に口をついて英語が出てきます。
そういうときはかなーーーーーり、気持ちがいいです。
最近「入れたものは出す」を唱えているのですが(笑)、
まさに溜まっていたものがいっぱい外に出てスッキリです(^^)
(脳の中の英語の話なのでございますよ。お間違いのないように!)
これは意識するとあんまりできないのですが。
と言うか、意識するととてもしんどいのでできません。
そのうち意識してできるようになるかなーと、憧れています。
ですから、今回のれなさんのご報告は尊敬の眼差しで読ませていただきました。
 

〉ええ、まあ、英語連想ゲームのようなものですねー。
〉でも慣れてくると、その時考えようとしていたことは文章にできなくても、別の
〉光景がふっと浮かび上がってきて、それが英文になっていったりします。
〉この時に思い浮かんだのは、何かの物語に出てきた、疲れた顔をした掃除婦
〉さんの姿。Her tired eyes looked nothing. とか、いえ、文法的に正しいか
〉どうかは(汗)。
〉こうやって、思考回路と英語回路がつながっていくんだなって思いました。

なるほど、なるほど。
 

〉以上、ご報告でした。読んでいただいてありがとうございました。
〉現在私は、現代物リベンジ中です。もう何冊か読んだら、またPBの広場に
〉ご紹介できるかなー、と思います。その節はよろしくお願いします。
〉昨日で"Click Here for Murder"を読み終わったので、次はどうするか考え中。
〉1冊ぐらいファンタジー読んじゃおうかなあ、とか(笑)。
〉では、皆様も楽しい読書を。

れなさん=ファンタジーだと思ってしまいます(^^)
とっても刺激的で楽しいお話をありがとうございました!

ではー(^^)/~~~


▲返答元

▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.