[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(13:23)]
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11463. 面白かったです!! 「Cathedral」 David Macaulay (A Caldecott Honor Book)
お名前: 秋男
投稿日: 2004/4/10(20:57)
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MOMA親爺さん、maria2さん、こんばんは。秋男です。
〉[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S104075]
〉以下のようなコメントをつけました
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〉ヨーロッパの大聖堂って、どうやって作られたのか?どんな人が
〉どれだけの年月で作り上げたのか?
〉非常に精緻なイラストを中心にして、簡潔な説明でその一部始終が語られます。
〉13世紀のフランスのある町が舞台です。完成するのに86年。
〉土台の絵から始まります。柱が組み上がります。ステンドグラスの作り方、
〉それをどうやって何十メートルもある高さに持ち上げるのか?興味は尽きません!
〉基本的には児童書ですが、建築用語が遠慮無く出てきます。
〉でもイラストが大いに助けになります。
〉とても面白い本でした。
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読みました!!
たいへん面白かったです!!
(レベル5はあるかと思いましたが・・)
2回読みました。
1回目はザーっと。 2回目は、うしろのGlossaryを参照しながら念入りに。
う〜ん、素晴らしい本ですね。
大聖堂ってこうやって作ったのかー。ちょっと想像を超えていました。
何がって、やっぱり、かかった年月がすごいですね。100年200年はザラだったようで。
初めに建築を計画した人はぜったいに完成を見ないことがわかってるわけですもんね。
最初と最後とで、街並みがガラッと変わってるのが面白かったです。
それと、分業がすごいなーと思いました。石を積み上げる人と木を扱う人は違う。
釘を作る人と蝶つがいを作る人は違う(名前からして違う)、などなど。 (あ、常識?)
お金が無くなって、数年間工事を中止して金集めをするというのもリアルでおかしかった。
壁に全て石を使うとお金がかかるので、薄い壁を二重に作り、中にコンクリートをつめた、
というのも面白かった。
(ちなみに、最近「Science in Everyday Life」(Willian C. Vergara著 成美堂)
で読んだんですが、セメントというものは、古代エジプトやギリシャで使われていて、
ローマ人がその品質を高め、そのローマのセメントが、portland cementが開発される
19世紀ぐらいまで使われてたんですね。
If sand and small stones are added, it is called concrete.)
だんだんとできあがっていく様子が精緻なイラストでリアルに語られていくさまに、
ちょっとワクワク、ゾクゾクしました。自分も現場に居るようです。
容赦ない専門用語(イラストや、うしろのGlossaryでわかるようになっていますが。)が、
これまた好奇心を刺激しますね。「え〜っと、これがーこれでー。ふむふむ。そしてー、
これがー・・こうなってこうなるのか! そうかー! なるほどー!」みたいな。
う〜ん、いい本だった。
教えていただいてありがとうございました!!
この著者の他の本も読んでみたいと思います!!
では!!
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