[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(15:20)]
------------------------------
maria2さん、初めまして。YYと申します。 建築が専門ではないけれど、理系の研究者をやっています。 もう、みなさんがじゅうぶん的確なアドバイスをされていると思うのですが、 ちょこっと私の体験談も書かせていただきますね。 うちの研究室では、入ってきたばかりの4年生に英語の研究論文を読ませて その内容をまとめて1時間程度で発表する、なんてことを毎年やっています。 論文をもらった4年生は、まず英語であることにぎょっ!とし、辞書を一生懸命 引いて全訳を作ったりする学生もいます。でも、そのうちにその日本語訳を 読んでも(例え訳が合っていたとしても)、全く内容を理解できないことに 気づきます。 結局、ちゃんと内容のわかっている発表ができた学生と、本人の英語力とは ほとんど相関がありません。要は、その論文の背景にある知識(学問?)を どれだけ勉強したかが、内容の理解力を決めるのだと思います。 というわけで、何にもその分野に対して専門知識のない研究室に入りたての 4年生でも第一線の研究論文が読めるのですから、maria2さんも「案ずるより。。。」 で、躊躇せずに読み始めちゃったらいいのだと思います! あと、自分は必要に駆られて仏語や独語で書かれた論文も読んだことがあるのですが、 読む前から自分が”何を知りたいか”が明確なので、何とか読むことができました。 って経験からも、恐れることはないです! そうそう、多読が専門書を読むのに役立つか。。。ってことなんですが、 私も始めは専門書の読み方とは別じゃないかと思っていたのですが。。。 多読量が100万語近くなって、研究論文を読む速度が、以前よりずーっと早く なっていることに気づきました!「結局、コイツは何が言いたいんだぁあああ!!」 と怒りながら何度も読み返すことが減ったからです(笑)。 YY 追伸:古川さんの「大学への数学」の寄稿読みました。大学で数学を専攻されてたと 知って、びっくり!と親近感が増した(勝手にスミマセン)感じで、多読を始めて よかったと改めて思いました。
▲返答元
▼返答