[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(19:19)]
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お名前: れな
投稿日: 2004/3/9(21:29)
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マリコさん、KYOさん、タドキストの皆々さま、こんばんは。れなです。
とうとうこんなにまで話が発展してしまって、とても心苦しいです。
私があんなに軽はずみな投稿をしなければもっと違った展開もあったのではないかと
思います。きちんとしばらく寝かせて、よくよく考えて中和してから投稿すべき
(というより考え直すべき)でした。本当に申し訳ありませんでした。
ああやって数を数えた時点で、私はそれによって数えた人にどういう影響が出るか
わかっていました。そして、数えても、少なくとも私にとっては「面白い」以外の価値
はないと思っていました。でも、そのことをきちんと説明しなかった。これは、私の
怠慢以外の何物でもありません。
もっと早い時点で、あの投稿そのものを削除させていただくことも考えたのですが、
それはあまりにも無責任な行為だと思い、そのまま残させていただいてあります。
これからは投稿の際にはもっと気を配っていくようつとめます。どうぞご容赦ください。
KYOさん、
私ではなく、他のどなたかが数えてお返事する、ということもあり得たかもしれませんが、
私があんなふうに気軽に書いたりしなければ、KYOさんが気軽に言い出されることは
なかったかもしれません。申し訳ありませんでした。
ああやって数を数えることがどうして嫌なのか、私なりに色々考えてみました。
あそこまで数えておきながらこんなことを今更書くのは反則かもしれませんが、
だからこそわかること、でもあるかなと思います。
なんだかメルヘンなたとえになってしまって、ちょっと恥ずかしいのですが、他にいい考えが
浮かびませんでしたので、そのまま書いてみます。
私にとって、文章を分解して読んでいくのは正気でやるにはかなりつらいことです。
それは、そんなことをしたら、「魔法が解けてしまう」からです。
ひとつひとつではあまり意味を持たない「ことば」を集めて、まだ小さな意味しか持たない
「文」を集めて、作者がかけた、物語の、本の、語られるべき何かの、魔法。
読み手が読むことによって、その世界に入り込むことによって、自分にかけていく、
ひとときの魔法。それがあるから、私達はわかっていてもいなくても、知っていても
いなくても、楽しく本を読むことができるのです。
でもそれは、一語一語に分けられるものではありません。分析しようとしてバラバラに
してしまったら、結び目をほどいてしまったら、あっさりと消えてしまいかねないものなのです。
数えるなんてわずかな間のことだし、量だってほんの一部に過ぎないのに、と思うかも
しれません。でも、それは違います。数えてしまい、考えてしまい、気にしてしまう。
たとえほんの少しでも、いったん気にかかってしまえばそれは呪いに変わるのです。
楽しい魔法が解けて、恐ろしい呪いにかかる。
読んだ本を詳細に、一語一語分けていくということは、数えていくということは、
常にそういう危険をはらんでいるのだと、私は思います。
すみません。私は本当に考えなしでした。反省しております。
というわけで、私はしばらく地下深く潜んで本を読んでいたいと思います。
皆様も、どうかよい本に巡り会えますように。
楽しい読書を。
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