[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(18:21)]
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お名前: はまこ
投稿日: 2004/3/3(19:27)
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ふ〜んさん、ヨシオさん、杏樹さん、ふたたびこんにちはー。
このレスは杏樹さんしか最後まで読まないでしょう(笑)
杏樹さん
〉〉英語圏の人のことでよくわからないのは、
〉〉殴り合いの人形劇をドタバタ喜劇として楽しめるところです。
〉〉実際内容があまりにも残酷なので過去に何度か禁止騒ぎが起こったそうです。
〉〉でも相変わらず現在でも人気があるらしいです。
〉〉毒を含んだものを楽しんでいるという感じなのかなぁ。
〉ドリフが大人気だったのと同じようなものだったりして。
今はどうかわからないんだけど、昔はもっと残酷な理由だったと思う〜
そんな気がするだけですけど。
〉えーっ!それは知らなかった。
〉イタリアの道化芝居は「コメディア・デラルテ」と言って、仮面をつけた固定的役割人物がワンパターンのドタバタを展開します。仮面と衣装で役柄を表します。この中で「パンタローネ」という人物がダブダブズボンをはいていて、それが「パンタロン」の語源になったそうです。また道化役の「アルレッキーノ」はヨーロッパ中に広まって、英語では「ハーレキン(ハーレクイン)」と言われました。
ハーレクインと言えばハーレクインロマンス。
本屋さんにハーレクインロマンスが並びだした頃、
ハーレーダビッドソンに乗っている人たちの中にだか外に憧れの
クイーンがいて、ロマンスが生まれる話だと思っていました。
よ〜く考えると違うような気がします。
表紙にもバイクに乗ってる荒くれ男は描かれていなかった気が。
〉ついでに、アルレッキーノの恋人がコロンビーヌ。(英語でコロンバイン)。
コロンバインと言えばパン屋さんでしょうか?
〉そのコメディア・デラルテが「パンチ&ジュディ」になった…ということなんですね。
〉ハンガリーでやってるのは見ませんでしたねえ…。
えっとね、登場人物のPulcinellaがイギリスに伝わった時に
Punchinelloと綴られて、縮めてPunchと呼ばれるようになったらしいですよ。
〉せっかくお引越ししたことですので話を広げちゃいますと、マザーグースに
〉Old Mother Goose,
〉When she wanted to wonder,
〉Would ride through the air
〉On a very fine gander
〉で始まる長い歌があります。
〉Old Moter Gooseにはジャックという息子がいるんですが、最後の方でジャックとその恋人をハーレキンとコロンバインに変えてしまいます。
ジャックが買ってきた雌ガチョウが金の卵を産んで、
ジャックはきれいなお嫁さんをもらって、
Old Moter Gooseは雌ガチョウの背中に乗って月まで飛んで
いくんじゃないんですか?
息子と恋人(嫁)をハーレキンとコロンバインに変えてから
飛んでいったのかなぁ。
調べようと思って、伝家の宝刀(じゃないけど)の
オーピーディクショナリーをはじめてちゃんと読んでみたんです(^^)。
読めないだろうと思って絵しか眺めてなかったけど、
読めるものですね〜。嬉しかったです。
で、Old Mother Gooseのところを見ると、一節しか載ってないんです〜。
こんな有名なのに何でかな〜。そういえば絵本にも多くて二節目までしか
載ってるのを見たことがないな〜と思い、「マザーグースの唄」を読み返してみました。
なるほど、そういう訳で一節しか載ってないのか。当然のような、
少し勿体無いような(ここは小声で)。。
平野先生(勝手に呼んでる)の解釈を読んでいると、
オーピー夫妻に負けてないかもっですね。
Old Mother Gooseの次は私の大好きなOld Mother Hubbardでした。
これをるんるん気分で読んだんです♪
この唄はほんとに人気があったみたいですね。
年代を見るとPepysもNewtonもこの唄を知らないみたいです。
Sarah Catherine Martinのことを知っていますか?
「The COMIC ADVENTURES of OLE MOTHER HUBBARD and HER DOG」を
書いた女性なんですが、Prince William Henry(afterwards William IV)
の恋人だったそうですよ。
写真が載っているんですが、すごく可愛らしい人です。
William IVって有名な人なのかな〜っと思って ←・・・
こぼれ話です。
〉〉それからシェイクスピアじゃなくて、ディケンズの「骨董屋」に
〉〉出てくるらしいです。やっぱりうろ覚えでした。
〉〉ヘップバーンの「シャレード」の中ではこの劇が効果的に用いられていたとか。
〉〉他には、as pleased as Punchという表現が
〉〉「ハワーズ・エンド」とクリスティーの「親指のうずき」にも出てくるそうです。
〉慣用句みたいですね。私は高校の英語の教科書で見たことがあります。先生があんまりちゃんと説明してくれなかったので、英語の試験の時に余白に「Punch & Judy」のマザーグースを書いておきました。
高校の教科書にも載ってましたか。編者がPunch&Judyのことを知っていたのか、
それとも何かの本から引用していたのでしょうか。
いずれにせよこの唄のことを知っていないと、as pleased as Punchって
出て来てもなんのことだかさっぱりわからないでしょうね。
「親指のうずき」の中では
"What was she feeling like? Pleased? Excited? Unhappy? Worried?"
Albert's Response was immediate.
"Pleased as Punch— Bursting with it."
と出てきます。これでもわかるような気がしますが、
連想する面白さというのは味わえませんね〜。
〉〉「マイ・フェア・レディ」に出てくるコベントガーデンの
〉〉広場を見渡せる場所に、現在Punch&Judyと言うパブがあって
〉〉その看板には「1662年に、サミュエル・ピープスがここで人形劇を観た」
〉〉と記されているそうです。
〉〉(※「もっと知りたいマザーグース:鳥山淳子著」から引用しました。)
〉うわー。コベント・ガーデンに!
あの教会の鐘の音を聞いてみたいですね。感動するかも(^^)
〉〉ところで、サミュエル・ピープスって誰ですか?この人の日記の日付にちなんで
〉〉各地のパンチが広場に集まり、「パンチとジュディの誕生日」が毎年盛大に
〉〉祝われている、とあるぐらいだから文豪なのかなぁ。
〉〉Googleで検索してみたけど、よくわかりませんでした。
〉ピープスについてはふ〜んさんも書いてくれてますが…。
〉「あしながおじさん」で、授業でサミュエル・ピープスの日記を読んでいました。克明な日記を残したことで有名な人らしいです。海軍大臣のような偉い人が大衆的な人形芝居を見たのはよほど大きな出来事だったのでしょう。それを祝うなんて、イギリス人のジョーク体質みたいですね。
「あしながおじさん」に出てるんですか。大昔に日本語で読んだことが
あるんですが、その部分は記憶に残ってないです〜
日記の日付は1662年5月12日です。
この日の前後の土日にお祝いがあるそうですよ。
そう言えばピープスはその時29歳か30歳ですね。
4年後の1666年がThe Fire of Londonだとありました。
彼はより有名になったんでしょうか。
そしてあの写真は何歳頃にとったものでしょう。
あれはカツラであの下はイラストのような状態なんでしょうか。
・・・ちょっと気になる(笑)
ではー(^^)/~~~
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