今日のオフ会で…

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(13:26)]

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10436. 今日のオフ会で…

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/2/22(23:31)

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今日は京都でオフ会がありました。そこでこの問題について話題になりました。
勝手にまとめさせていただきますと…
TOEICは問題の使い回しがあるから、過去問対策である程度の点数は取れる、ということです。実際TOEIC対策教室では数日かけて過去問対策と暗記に重点を絞って「勉強」しているそうです。古川さんの「イメージ記憶」は冗談でしょうけれど、可能かどうかは別にして、過去問を全て記憶できるなら高得点を取ることができる、という理屈は成り立つわけです。(ま、これを真に受けて、イメージ記憶の訓練に励むなら、それはそれでこれからの人生に役には立つこともあるでしょう。記憶力が向上するとか、本が早く読めるとか)。

また、最近は韓国ではTOEICが必ずしも英語力を反映しないことがわかってきて、だんだん使われなくなってきているそうです。しかし日本ではますます盛ん。なぜかといえば、企業で採用や昇進などの判断基準に「便利」だからです。実際の英語力はともかく、一定の点数を決めて「それ以上」としていれば、人事サイドはラクができます。社員の能力を公平に査定するのは大変難しいことです。昇進やリストラを決定するのにどこまで公平な査定が出来るのか。となると、点数が出てくるTOEICは大変便利です。それに人事採用の時も最低点数を設定していれば、応募人数を制限して選びやすくなります。50人面接するより20人面接するほうが楽です。
また「ウチの社員は全員TOEIC700点以上です」と言えばそれが対外的にアピールする材料になります。
その結果、学校の「英文和訳」みたいなことはできるけど、実際に英文マニュアルを活用して機械を操作することができない、つまり現場で役に立たないTOEIC高得点者が増殖しているそうです。

TOEICを自分の英語力を判断するために活用するのは一向にかまいません。
しかし点数を上げることのみを目標にしてしまい、「英語の勉強」とは言えないTOEIC対策が横行するのは困ったことのようです。


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▼返答


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