[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(13:28)]
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お名前: KYO
投稿日: 2004/2/21(07:31)
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TOEICは対策をすればスコアが伸びるのか?
——実は、12月からこの掲示板をのぞくようになって以来ずっと疑問に思っていたことです。
私がTOEICをよく受けていたのは今から10年ほど前でTOEICがあまりメジャーではなかったころです。
その時は、TOEICは英語力を測る物差しのようなものだから、対策をしても仕方がない
(問題形式に慣れるぐらいのことできても)
スコアをあげるには英語にたくさん接して英語の力をあげるしかないとごく素朴に信じていました。
TOEIC対策の話をする機会があれば、人にもそう言ってきました。
しかし、このサイトの掲示板で、TOEIC対策の勉強などしても英語の本来の運用力はつかない云々
ということがいろいろな方の発言に書かれているのを読み、
自分があまり関係してこなかった数年の間にTOEIC対策の有効な手段が見つかったらしい、
日本人のスコアを上げたいという根性みたいなものがETSを出し抜いたってことなんだな、
試験対策でスコアをあげられるということは、TOEICという試験の信頼性や妥当性が打ち砕かれたということなんだと理解していました。
でも最近、英語力が本来十分でないのに、対策授業や受験テクニックを教えて英語力に見合わないスコアを
あげさせることができるものなのかちょっと疑問に感じるようになってきました。
具体的にどういう対策をすればそんなことが可能なのでしょうか?
TOEIC対策の授業はしたことがないのですが、英検対策の授業はここ3年ほどやっています。
ごく少人数のクラスなのでよくわかるのですが、試験対策をしても英語に接している量が少なく
英語力が合格に満たないと感じられる(主観的な判断ですが)学生は、
対策をしても合格させることができませんでした。
私のやっていた試験対策は、結局のところ、
過去問題を使って試験形式に慣れさせるということに過ぎません。
以前「多読者のためのTOEIC対策」(http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=6451)
という発言を書いたことがありますが、あの内容は対策以前の試験を受けるコツみたいなもので、
およそ試験というものを受けてある程度の成果をあげたいと思う人なら
あまり意識しないで何となく気付いてしまうことを書き並べただけです。
ああいったコツのようなものすら、ある種の試験対策と受け止められるとしたら、
実際に行なわれている試験対策の内容って何なんだろうかと疑問が沸いてきました。
手元にあるTOEIC用の参考書や問題集(教えることを予想して揃えたもの)の内容は、
私が見るところ2つのタイプしかないように思えます。
1、過去問題や模擬試験問題を使ってよく出る問題を演習形式でやらせて解説する
2、TOEICの問題でスコアをあげるために必要な英語ある特定の力が伸びるような発展的な学習をさせる
(例えばよく出る単語を並べて覚えさせるとか、文法対策にかこつけて文法を総ざらいする等)
結局のところ、私の頭では過去問題(模擬問題)をやって、その試験に慣れさせる以上のことが思い浮かばないのです。
あとTOEICはスピードが要求されるので、
決められた時間枠の中で問題を解くトレーニングをするのもある程度有効でしょう。
でもそれで英語の実力から離れたスコアが獲得できるものなのでしょうか? もっと他に何かあるのですよね。
TOEICは、50点ぐらいのスコアの変動は誤差の範囲、
何もしないで受けた1回目と問題に慣れた2回目ではかなりのスコア差がでるような試験ですが、
対策だけで100点以上スコアがあがるという方法があるということなのですよね。
それってどんなものか是非是非知りたいです。
私が思いつく対策というのは、例えばリスニングセクションのPart2や3はこういう会話のやりとりが
されるのはどんな場合かがさっと浮かばないとスピーディに解けない。
だから音としてそういう会話の場面をいろいろinputする、
たとえば会社を舞台にした海外ドラマをたくさん見るとか、そういったことぐらいです。
みなさん、どういうことを指して、TOEIC対策といっているんだろう?
それはどれほど有効なのか?
この掲示板を読むようになって自分が勝手に思い込んでいることで、
かなり一般の捉え方と違うことがいくつかあったので、改めて聞いてみたいと思いました。
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