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9544. 第62回&第63回 SSS大阪絵本の会 活動報告
お名前: テレジア
投稿日: 2006/7/18(22:43)
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そろそろ梅雨明けです。今年も猛暑になるのでしょうか…。
「夏だーーー!! ビールだーーー!!」と、いきたいところですが、
ビールはね、ダイエットに良くないです。我慢、我慢。。。
テレジアが報告します。
6月13日(火)
7月11日(火)
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★絵本紹介★
■A Perfect Father's Day / Eve Bunting,
Illustrated by Susan Meddaugh(書評あり)
素敵な父の日をプレゼントしたくて、お父さんと一緒に出掛けたSusie。
「お父さん、これ好きでしょう。」と勧めるのは、
Susieが好きなことばかりです。
幼い女の子の一生懸命さが微笑ましいお話です。(fuuko)
■The Color Kittens / Margaret Wise Brown,
Illustrated by Alice and Martin Provensen(書評あり)
BrushとHushは色を混ぜて作るのが大好きな子猫たち。
緑の色を作ろうと頑張ります。
赤と白、赤と黄・・・。色ごとに広がる世界が素敵です。
子供さんと読むなら「何色が出来るかな?」とか、
「この色で何を描こうかな?」などお話しながら読むと楽しいと思います。
邦訳『いろいろこねこ』(fuuko)
■Seven Little Postmen / Margaret Wise Brown and Edith Thacher Hurd,
Illustrated by Tibor Gergely(書評あり)
男の子がおばあちゃんへ秘密のお手紙を送ります。
届けてくれるのは7人の郵便屋さん。
郵便の仕事がとてもよく分かり、クラシックな絵はほのぼのします。
おばあちゃんの手元に届いた手紙には、
男の子の気持ちがいっぱい詰まっていました。(fuuko)
"The Color Kittens" と"Seven Little Postmen"は
A Little Golden Book Classic版を紹介しました。
後日、書店で見て気付いたのですが、値段が手頃で小さい分、
Golden Bookより内容が2ページ程減っていました。ショック!
せっかく買うなら、Golden Bookをお薦めします。
■Come away from the water, Shirley / John Burningham(書評あり)
まだ泳ぐには少し水が冷たいんだけれど、家族で浜辺に来ま
した。親が砂浜でくつろいでいる間にシャーリーは海賊と戦っ
たり宝探しをしたり大冒険。 (ユニコ)
■LUCY DOVE / Janice Del Negro, Illustrated by Leonid Gore
ある海辺の村に大金持ちの領主がいました。
彼のたった一つの欠点は迷信深いことでした。
あるとき占い師が
“満月の夜に古い教会の墓地で月明かりの下で縫われたズボン
があなたに幸運をもたらす。”と予言しました。
貧しいLucy Doveは子どもたちのために、
褒美の袋一杯の金貨を手に入れたいと思います。
でもその墓地は夜更けに入って出てきた人はいないと言われて
いる恐ろしい墓地なのです。 (ユニコ)
■Melisande / E. Nesbit, Illustrated by P.J.Lynch
"Five Children and It" や "Railway Children"のネスビットさんの絵本です。
ネスビットさんはフェアリーテールがお好きなんでしょうね。
いろんなフェアリーテールがごちゃまぜになったようなお話です。
お話の出だしはまるで『眠れる森の美女』のよう。
お姫様の誕生の祝いに招待されなかった魔女がのろいの魔法をかけます。
「姫は禿げになる〜」とのろいをかけられてしまった。
王様は、そののろいを解くために、フェアリーから与えられた願い事を使うのですが。
ここからはまるで『ラプンツェル』のようです。『不思議の国のアリス』みたいに大きくなったり。
さて、お姫様の運命は...(kaako)
■The Trellis and the Seed / Jan Karon,
Paintings by Robert Gantt Steele
小さな種は「あなたはやがて、とてもかぐわしくて美しい花を咲かせるのよ」と語りかけられますが、どうしても信じることができません。
そのうち本当に自然に、少しずつひとつずつ変化がおとずれて・・・。
芽が出る、茎が伸びる、ツタがからまる、そして花が咲く。
ひと粒の種に宿る生命の奇跡に胸が躍ります。
水彩の絵がイメージぴったりの、とても美しい絵本です。(はねにゃんこ)
■Il Riccio di Mare / Iela mari
イタリア語の絵本です。タイトルはずばり『うに』です。うに
がありました。それは、ハリネズミだったんですが、そのハリ
ネズミは髪の毛の突っ立った男の子の頭だったんです…と、ペ
ージを繰っていくとどんどん似たかたちのものに変わっていき
ます。そして最後には…。うにが題材になるところがおもしろ
いと思いました。(オシツオサレツ)
■Il Compleanno di Momoko
Momoko's Birthday / Chihiro Iwasaki
イタリア語と英語が併記されたいわさきちひろの絵本です。も
もこは五歳の誕生日を心待ちに一日を過ごしています。お友達
の誕生日会に出かけた帰り、夕日に見とれているうちに家に帰
るのが遅くなってしまいました。しかられてしまったけれど、
お母さんが大事に思ってくれていることに気づきます。
(オシツオサレツ)
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★絵本紹介(和書)★
■キスなんてだいきらい
トミー・ウンゲラー (著), 矢川 澄子 (翻訳)
子供をいつまでも”子供扱い”するお母さんと
”僕は子供じゃない”と反発するパイパー。
子供の自我の確立が描かれていて、とてもいい本です。(間者猫)
★関連書紹介★
■センダックの絵本論
脇 明子 (著)
センダックの絵本は”音楽的だ”と読んでいて思うのですが、
センダックの絵本に対する想いや
仕事に対する姿勢が学びとれる本です。
自ら語る絵本作家の評論もとても面白いです。(間者猫)
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★読み聞かせ★
■A Kitten's Year / Nancy Raines Day,
Illustrated by Anne Mortimer(書評あり)
子猫の1年間の成長を美しい絵で綴った本。
見開き毎に、月の名前と子猫の動作を1つずつ書いてあります。
抱き締めたくなる程可愛らしいふわふわの猫ちゃんです。(fuuko)
■Pumpkin Soup / Helen Cooper(書評あり)
森の中の一軒家に住むネコ、リス、アヒル。
いつも、美味しそうなかぼちゃスープの匂いが漂い、夜には3人(2匹と1羽)の合奏が聞こえてきます。自慢のスープ作りも、奏でる楽器も、分担が決まっていて、協力しあい、とても仲良く暮らしていました。
ところが、ある日、小さなアヒルが「自分がスープをかきまわす」と言い張ったことから大喧嘩がはじまり、とうとう、アヒルは家を出て行ってしまいます。
表紙の、オレンジ色のかぼちゃスープを仲良くすするネコとリスとアヒルの絵は力強く、殺気さえ感じられます。アヒルが家出をした後、時間の経過と共にだんだん不安になっていくネコとリスの表情がなんともいえません。迫力のある絵、その中で見せる顔の表情から、それぞれの心の動きがストレートに伝わってきます。互いを思いやる心は、本音でぶつかり合う日常の生活の中から育まれていくのですね。(テレジア)
■Another Important Book / Margaret Wise Brown,
Pictures by Chris Raschka
1歳、大切なことは、人生がはじまったということ。
2歳、3歳、4歳、5〜6歳とこどもの年齢に応じた大切なことが語られ、最後に、"But the important thing about Six, Five, Four, Three, One and Two is that you are you."と締めくくられています。
Margaret Wise Brownの文章と、躍動感あふれるChris Raschkaの独特なイラストに、命に対するいとおしさ、生きる喜びのようなものがこみあげてきます。私のお気に入りの1冊。(テレジア)
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★お勧め絵本★ 〜オランダより〜
■Grown-ups Get to Do All the Driving / William Steig
Grown-ups say they were once children
Grown-ups make you go to the dentist
など、1ページに一文とイラスト。
子どもたちの「まったく、おとなってやつはさ〜」という
声が聞こえてきそうな絵本です。
憎憎しい絵と共に、にやにやしたり、ぷっと吹き出したり、
確かにかつて子どもだった私たち大人にお薦めです。
(Kian)
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〓次回の例会のお知らせ〓
次回のSSS大阪絵本の会の例会は、
7月25日(火)、大阪駅周辺を予定しています。
「絵本の会に参加してみたい」というあなた! 「ちょっと興味がある」あなた!
この活動報告に【参加希望】の形で返信していただいて、
sss_ehonnokaiあっとinfoseek.jp までメールを送付してください。
お待ちしています。
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