[掲示板: 〈過去ログ〉オフ会参加募集・報告 -- 最新メッセージID: 14793 // 時刻: 2024/12/29(16:53)]
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みなさん、こんにちは。SSS大阪絵本の会です。
大阪はすでに夏です。暑いです。
仲間が集まって絵本を紹介しあっていると、楽しさでその暑さも忘れてしまえます。
今回は、スペシャル例会にしおさんが参加してくださいました。
Kaakoが報告します。
(6月9日スペシャル例会 出席者12名)
(6月14日例会 出席者12名)
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★本の紹介★
Ruth Krauss(文)とMaurice Sendak(絵)の
ゴールデンコンビによる絵本を紹介しました。(Kian)
■A Hole is to Dig: A First Book of First Definitions (書評あり)
■Open House for Butterflies
■I'll Be You and You Be Me (書評あり)
■Somebody Else's Nut Tree and Other Tales from Children
この4冊は、子どもの発想をKraussが文章にし、
センダックがモノクロのチマチマとした絵を添えています。
たわいもないことばかりなんですが、とにかくかわいい♪
読んでいると、顔が自然にほころんできます。
子どもって楽しいなぁ。
I'll Be You and You Be Meは、第22回活動報告でも紹介されました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=5038]
■A Very Special House (書評あり)
こちらも、子どもの発想が楽しい絵本。
リズムが最高!読んでると小躍りしたくなります。
1954年、Caldecott Honor Bookです。
■I Want to Paint My Bathroom Blue
バスルームに青を塗りたい、
キッチンは黄色に塗りたい・・・。
家中のあちこちを、こんな色に、こんな絵を描いて、と
ほほえましい男の子の空想が続きます。
絵は水彩で、男の子がかわいい♪
■Charlotte and the White Horse
小さい女の子Charlotteと白い馬Milky Wayの歌です。
韻を踏んだ素敵な歌と水彩画がマッチして、
温かい絵本になっています。
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■Math Curse / Jon Scieszka, Lane Smith (書評あり)
月曜日の算数の授業で「すべてのことは算数の問題と考えられる」と
先生に言われた時から女の子の苦悩が始まります。
あれも算数、これも算数。どうしたらこの呪縛から脱出できるのか…
邦題は「算数の呪い」です。 (showatch)
■Little Red Riding Hood / Nick Sharratt, Stephan Tucker
おなじみ赤頭巾ちゃんの話ですが、ちょっと内容が違ってます。
おばあさんは食べられないし、オオカミも殺されません。
第一、このオオカミはスーツを着てるんです。
イラストがJacqueline Wilsonの本でおなじみのNick Sharrattなので
ファンには嬉しい一冊です。(showatch)
■Swamp Angel / Anne Isaacs Illustrated by Paul O.Zelinsky
アンジェリカは、生まれたときからすでに両親と同じくらいの大きさで、
雲をつくほどでっかく育ちました。
とはいえ茶目っ気たっぷり、人助けもすすんでする心の優しい女の子です。
当時巨大クマがテネシー州を荒し回っていて、彼女はクマ退治に出かけます。
出会い頭に空まで投げ飛ばし、竜巻を投げ縄にしてクマをぎゅうぎゅう言わせますが、
相手も負けていません。
両者三日三晩延々と取っ組み合いを繰り広げます。
さて結着はいかに!?
話が大らかで面白いうえに、絵は本物の木に描かれており
木目がきれいで、画中、細かい描き込みがあり、見飽きません。(オシツオサレツ)
■Elephant Elephant A Book of Opposites / Pittau&Gervais(書評あり)
左ページのBigの文字の下には大きな象さん、
右ページのSmallの文字の下には小さな象さんというように
見開きで反対語が絵を見てすぐわかるように描いてあります
すべて象さんの絵ですが中にはとんでもない象さんもいて吹き出してしまいます(ぽんた)
第31回の例会でも読み聞かせがありました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=5960]
■ZOO / ANTHONY BROWNE(書評あり)
僕、先週の日曜日に家族で動物園に行ったんだ
さてどんな1日だったのかな?
遊び心のある絵で読み終わったあとに絵をもう1度すみずみまで
チェックしてしまいました(ぽんた)
■You Read to Me, I'll Read to You / Mary Ann Hoberman
一人で読むより二人で声を出して掛け合いで読んだほうが
楽しい、誰かと一緒に読む本です。
見開き2ページで一つのお話になっています。
終わりがいつも You read to me. I'll read to you.
になっているのも、なんかうれしい絵本です。(ユニコ)
■Yellow & Pink / William Steig
やせっぽちの黄色さんとふっくらしたピンクさんは、
ある日ふと自分たちの存在が不思議になり、真剣に
考え始めます。飄々として何となくトボケた雰囲気を
かもし出すこの二人の奇想天外な会話に思わず笑って
しまうでしょう。。最後のオチも楽しんで下さいね!(MALAIKA)
■Jim and the Beanstalk / Raymond Briggs (書評あり)
Jimは、大きな豆の木を登って雲の上まで行き、年老いた
大男に出会いました。大男は、小さな字が読みづらい、
ものが食べにくい、髪がうすくなった等々の悩みをかかえ
ていました。Jimはそんな彼に次々にアドバイスし、行動を
起こしますが…。
『ジャックと豆の木』のパロディ本です。豆の木を登って
きたJimに「お前、Jackか?」と大男が聞いたり、食欲が
ないはずなのに朝食がビールと肉の塊だったりと、最初から
笑えます。
(抹茶アイス)
■Curious George Learns the Alphabet / H.A.Rey(書評あり)
おなじみのおさるのジョージくんがアルファベットを学びます。
大文字のAはAlligatorのA、小文字のbはbeeのbといったぐあい。
でも、アルファベットを覚えたジョージ君、いつものいたずらが始まっちゃいます。
H.A.Reyさんのジョージのアルファベットブックは、
カラフルで楽しくて、ジョージくんがかわいい! (Kaako)
■Coolies / Yin Illustrate by Chris Soentpiet(書評あり)
中国系アメリカ人のおばあさんが孫に自分のひいおじいさん達のことを
語って聞かせます。
1800年の中頃、クーリー(苦力)として中国からやってきたShekとWong。
不作の年が続く中国から家族を食べさせるためにアメリカに渡って来たのです。
アメリカに鉄道をひくために、朝から晩まで続く過酷な労働、わずかな賃金。
4年も続いた工事の末の完成式典に招待されることもないShekとWong。
「だれもそうは言わないだろうが、私達もこの鉄道を作ったのだ。」
と言うShekの言葉が心に残ります。 (Kaako)
■Suho's White Horse / Retold by Yuzo Otsuka,
Illustrated by Suekichi Akaba
原題『スーホの白い馬』の英訳版。
モンゴルの羊飼いスーホは貧しいけれどとても働き者の少年です。
ある日、生まれたばかりの迷子の白い子馬に出会い、一生懸命大切に育てます。
モンゴルに伝わる馬頭琴という楽器の由来が、
少年と馬との美しく悲しい物語として語られます。
素朴で雄大な草原に響き渡る馬頭琴の調べが聞こえてきそうなほどに、美しく力強い絵本です。
(はねにゃんこ)
★読み聞かせ★
■The Birthday Party / Ruth Krauss, Pictures by Maurice Sendak
こちらも、クラウスとセンダックのコンビによる絵本です。
Davidはどこにでも行ったことがあるのです、誕生日パーティー以外は。
誕生日パーティーに行ってみたくて、
色んなところに1人で行ってみるDavid。かわいいなぁ。(Kian)
■Nijntje in Het Ziekenhuis / Dick Bruna
オランダ語のミッフィーの絵本です。
「オランダ語の」と言っても、原書は実はこちら。
ミッフィーの本名はNijntje(ナインチェ)です。
ある朝、ナインチェはのどが痛くて、お医者さんに来てもらいます。
「病院で治してあげるよ」というお医者さんの言葉に
「病院?怖いわ」と涙を流すナインチェ。
でも、行ってみると病院は全然!怖くないところでした。
作者のブルーナさんは、絵本に子どもたちへのメッセージを込めることは
ほとんどないそうです。しかし、この絵本だけは
「子どもが入院することになって不安がっているので、
子どもが大好きなナインチェの絵本で励ましてもらえませんか?」
という、あるお母さんの手紙を読んで作ったそうです。
そんなブルーナさんの思いを胸に読み聞かせ・・・ですが、
マイナーな言語だと、発音の良し悪しが聞いてくれている人に分からないので、
安心して読み聞かせできます(笑)。(Kian)
■The Paperboy / Dav Pilkey (書評あり)
誰もが、まだ眠っている夜明け前、ピーンと張りつめた冷たい空気と静寂さの中を、
少年が愛犬とともに自転車に乗って新聞配達に出かけます。自然が織りなす美しい夜
明けのショーを背景に、愛犬と仲良く新聞を配っていく姿がほほえましく、すがすが
しい。絵がとても綺麗です。1997年、The Caldecott Honor賞受賞作品。
作者はあの、"Captain Underpants"のDav Pilkeyだと書評で知った時はびっくりしま
した。こんな絵本も書けるんですね!(テレジア)
■Home of the Brave / Allen Say
カヤックで川を下っていた青年は急流に巻き込まれ、
不思議な場所にたどり着いてしまいます。
砂漠に建つ多くの木造の建物……。
なぜか名札をつけた子供たち……。
第二次大戦中の日本人強制収容所をモチーフに描かれた絵本です。
どんなところだったのか、などの詳しい記述はありませんが、
暗い色調などから当時の様子が伝わってきます。(ぷーさん)
★シャドーイングによる読み聞かせ★
■Moonbear's Dream / Frank Asch (書評あり)
第11回の例会でも紹介されました。
クマと小鳥のめちゃくちゃな行動が楽しくて元気よく読んでみました。(ぽんた)
■The Snowy Day
■Whistle for Willie / Ezra Jack Keats (共に書評あり)
Ezra Jack Keatsのピーター君の絵本を、しおさんが
シャドーイングで読み聞かせをしてくださいました。
ピーター君、かわいい!と、みんなで思わずニコニコして
読み聞かせを聞いていました。
雪の上に足跡をつけたり、口笛を吹こうとほっぺたをふくらませたり
しているピーター君。大阪絵本の会の大人気者です♪
The Snowy Dayは、1963年、The Caldecott Medal賞受賞作品です。
The Snowy Dayは、第8回、Whistle for Willieは第13回の
活動報告でも紹介されました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3098]
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3727]
また、第39回の活動報告で紹介されたKeats's Neighborhoodに、
The Snowy Day、Whistle for Willie共に収録されています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=6742]
(Kian)
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