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お名前: チクワ
投稿日: 2005/1/21(00:49)
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Kianさん、大阪絵本の会のみなさん、こんばんは。チクワです。
旧年中はお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
〉★本の紹介★
〉■Tea with Milk / Allen Say
この本!私が地元の図書館に、初めて「購入希望」を出して買ってもらった本です!
多分、1番に読みました!すごくきれいな状態でした。表紙の色合い(和風の)がまたきれいで・・・
うちの地元の図書館たら、Grandfather's JourneyとTree of Cranesはあったのに、これだけなかったんですよー。
Grandfather's Journeyも大好きでしたが、Tea With Milkを読んだら
〉家の外ではまるっきりアメリカ風の生活をしていますが、
〉家では両親の方針で、日本語を話し、日本風の生活をしていました。
〉そんな彼女がHighschoolを卒業したころ、
〉ホームシックになった両親は日本に帰ることを決意します。
こことか、あと日本で暮らし始めてからのどの時点かで(ああ、確認できない〜!)
ご両親、ちょっと勝手なんじゃー、異文化に対応する大変さは自分たちだって先によく知ってるでしょーに!
・・・とか、も、思ってしまいました。
〉余談ですが、大阪を良くご存知の方なら「おお!」と思える景色が
〉イラスト中にいくつか出てきます。(ぷーさん)
えー、これ、うらやましい・・・
Allen Sayさん、いいですね!読みごたえがあります。
今後出版予定などもチェックして行きたいです。
〉★読み聞かせ★
〉■The Man Who Walked Between The Towers / Mordicai Gerstein
〉同時多発テロでなくなってしまったWTCが舞台です。
〉この2つのビルの間を綱渡りした青年の話、実話です。
〉足がすくみそうになってしまう絵が、
〉綱渡りをしている間、青年がどんなに自由だったかを雄弁に物語ります。
〉なぜこんなに好きか分からないけど、好きで好きでたまらない絵本です。
〉2004年、The Coldecott Medal賞受賞作です。 (Kian)
このご報告を読ませていただいて、速攻図書館蔵書をチェック。ありました〜!
今、借りてきて家にあります。
これ、読み聞かせなさったんですね。私も中学生あたりに読み聞かせしたいんですが、
どうも最後の2ページで泣けちゃうんです・・・私はそうなると声がつまるタイプで・・・
中には、涙は流れても声には響かない方がいらっしゃいますね。うらやましいなー。
このままじゃできないなー。練習あるのみかな。
最後から2ページ目は大丈夫になってきましたが、あとはラストのページです。
この本を借りた日、ついでに日本語の絵本もながめていたら
松谷みよ子(作)、司修(絵)の「ぼうさまになったからす」という絵本を見つけました。
***ある村から男たちが戦争にいった。からすのたくさんいる村だったが、
戦後からすがいっぺんにいなくなった。海を越えて飛んでいき、
男たちが戦死した場所で坊さまに姿を変えて弔いをしたのだ・・・***
というお話だったのですが、
松谷さんのあとがきによれば、
子どもたちの学校の宿題に「戦争の話をお年寄りに聞いてくるように」というのが出て、
どうも説明ばっかり長々してしまうのだが伝わらない。
そこでこの絵本を作った、とのことでした。
こちらは何しろ「からす」なので、全体に暗く思い感じ。
The Man Who Walked・・・の方は、明るくて自由な感じが大部分(だからよけい泣けるのかも)、
というところは違うけれども
ダイレクトな「説明」をするのでなく、それ以上にひとのこころに「絵本」で訴えかけているところが
共通しているな、と思いました。
不思議なことに、「ぼうさま・・・」は最初と最後の絵が同じ
(これは、また戦がくりかえされかねないことを象徴、警告しているのだと、あとがきにありました。)
「The Man Who Walked・・・」も、ひとつ大きく違うのだけれど、最初と最後(から2ページ目)の絵が同じ。
あまりにも大きな変化を表現していました。
こんなことも共通していました。
絵本は大きな事件、時事問題のことも、ひとびとに訴えかける力がありますね!
もっともっと子どもも大人も絵本を読みましょう!
あー、思いのほか長くなってしまいました。
大変失礼いたしました。
では。
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