Re: 2/21(土)名古屋講演会 感想

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3413. Re: 2/21(土)名古屋講演会 感想

お名前: yksi
投稿日: 2004/2/22(16:39)

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yksiです

講演会の報告は、かのんさんが、詳しくまとめられていますので、感想を述べ
させていただきます。いずれも、個人的な感想&意見ですので、賛否両論あろ
うかと思います。

(その1)「読める」に関する二つの認識のギャップ
会場からの質問に「高校生に PGR2を読ませてみたけれど . . .」とありましよう
に、SSSで主張する「読める」と、学校英語で(または、「日本人は、英語は
読めるけれども話せない。」と語られるときの)「読める」とのズレについ
て、もう少し詳しく説明する必要があるかと思いました。
SSSで「読める」と言ったときには、理解度は20%だろうが80%だろうが(日
本語を介さずに、英文と絵から直接)理解することを指していますが、一般に
は、英文和訳して日本語に直す(ので)分かる、ことを示しています(と、私
は思います)。
従って、「高校生が長期休みにいきなりPGR2を読むことは後者に属し、SSSの
多読とは異なるアプローチである」のですが、ここを理解していただくのには
時間がかかるのではないか?との印象を持ちました。

(その2)小学生以下の子供達には、日本語の多読が良いのでは?
酒井先生の講演では、多読の効果の例として、英語を学び始めて間もない中学
生諸君の進歩の早さが紹介されますが、彼らの例に刺激されて、小学生以下の
子供達であれば、さらに進歩が早いのでないかと考えられる方がいらっしゃる
と思いますが、私は、この考え方には賛成できないところがあります。
まず、彼らスーパー中学生諸君の多くは、(日本語で書かれた本を多く読んで
いる)読書家のようです。
既に、多少分からないところがあっても、読み取った情報をつなぎ合せて、物
語りを頭の中で再構築しイメージを描く能力を、日本語の多読によって身に付
けています。イメージを描く能力をまだ身に付けていない小学生が、英語の多
読を始めても、スーパー中学生諸君のようには伸びないのではないのでしょう
か。まずは、日本語(母語)の絵本を読み聞かせ、日本語の絵本をたくさん読
んでもらって、読書を楽しんでもらう(文字から直接イメージを描くことがで
きると楽しいですよね)ことをお薦めしてはどうでしょう?例えば、ハリーポ
ター(日本語版)なら、小学生3、4年生でも十分楽んで読めますよね?
それから、英語の絵本の読み聞かせに入ってはどうかと思います。

▲返答元

▼返答


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