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お名前: yksi
投稿日: 2004/2/22(16:39)
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yksiです 講演会の報告は、かのんさんが、詳しくまとめられていますので、感想を述べ させていただきます。いずれも、個人的な感想&意見ですので、賛否両論あろ うかと思います。 (その1)「読める」に関する二つの認識のギャップ 会場からの質問に「高校生に PGR2を読ませてみたけれど . . .」とありましよう に、SSSで主張する「読める」と、学校英語で(または、「日本人は、英語は 読めるけれども話せない。」と語られるときの)「読める」とのズレについ て、もう少し詳しく説明する必要があるかと思いました。 SSSで「読める」と言ったときには、理解度は20%だろうが80%だろうが(日 本語を介さずに、英文と絵から直接)理解することを指していますが、一般に は、英文和訳して日本語に直す(ので)分かる、ことを示しています(と、私 は思います)。 従って、「高校生が長期休みにいきなりPGR2を読むことは後者に属し、SSSの 多読とは異なるアプローチである」のですが、ここを理解していただくのには 時間がかかるのではないか?との印象を持ちました。 (その2)小学生以下の子供達には、日本語の多読が良いのでは? 酒井先生の講演では、多読の効果の例として、英語を学び始めて間もない中学 生諸君の進歩の早さが紹介されますが、彼らの例に刺激されて、小学生以下の 子供達であれば、さらに進歩が早いのでないかと考えられる方がいらっしゃる と思いますが、私は、この考え方には賛成できないところがあります。 まず、彼らスーパー中学生諸君の多くは、(日本語で書かれた本を多く読んで いる)読書家のようです。 既に、多少分からないところがあっても、読み取った情報をつなぎ合せて、物 語りを頭の中で再構築しイメージを描く能力を、日本語の多読によって身に付 けています。イメージを描く能力をまだ身に付けていない小学生が、英語の多 読を始めても、スーパー中学生諸君のようには伸びないのではないのでしょう か。まずは、日本語(母語)の絵本を読み聞かせ、日本語の絵本をたくさん読 んでもらって、読書を楽しんでもらう(文字から直接イメージを描くことがで きると楽しいですよね)ことをお薦めしてはどうでしょう?例えば、ハリーポ ター(日本語版)なら、小学生3、4年生でも十分楽んで読めますよね? それから、英語の絵本の読み聞かせに入ってはどうかと思います。
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