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2893. Re: おつかれさま!12/13 シャドーイング&OFF会
お名前: 杏樹
投稿日: 2003/12/15(01:46)
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酒井先生、ありがとうございました。
けんさん、幹事ありがとうございました。
脱線しっぱなしの酒井先生でしたが、おもしろかったですね。
秋男さんは自己紹介で「シャドウイング反対」を表明し、酒井先生も最近思うところがあって秋男さんの旗のものとにはせ参じようかと思います、と言いました。シャドウイングは壁が高いのであんまり「やれ」とせっつくのは良くないとか、ヒアリングだけでもよしとしようか、とか。そうするとはまこさんから「シャドウイングとヒアリングは対立するものなんですか?」と突っ込まれてあえなく敗退の模様。
英語の音はどれだけカタカナ英語と違うものか、という解説は興味深かったです。
例えば「新カタカナ」と「古カタカナ」(言いにくいので「旧カタカナ」って言いませんか?)
新カタカナは最近のカタカナ言葉。
旧カタカナは
ガラス
カタン(糸)
メリケン粉
(あとなんだっけ…酒井先生化?)
など文明開化期に導入された言葉です。
これらの言葉は現在のカタカナ表記のような方法が確立されていなかったので、不完全な表記のように感じられます。実際無知な人が表記したからだという誤解もあります。しかしその当時の日本人は実際にアメリカ人の発音を聞いて、聞いたとおり書いたので、実はこちらの方が実際の発音に近いのです。「どうして英語が使えない」にも「レモネード」「ラムネ」の例が取り上げられていました。lemonadeを新カタカナで表記すると確かに「レモネード」ですが、「ラムネ」の方が実際の発音に近いのです。
また、日本語が達者な外国人が「preなんとか」(難しい言葉なので忘れた)という言葉をカタカナ表記するのに「プレ」ではなく「ペ」と書いてきたということです。新カタカナ表記法では「pre」は当然「プレ」ですが、英語ネイティブの感覚では「pre」は「プ」+「レ」ではなく「ひとつの音」という認識だということです。なら「プレ」という表記は全然正しくないわけです。
ということは、新カタカナ表記というのは、日本語として使うために便宜上編み出された表記法であって、実際の英語の発音を全く反映していないということです。
シャドウイング指導を見ていると、知っている単語、文章が出てくると自分が覚えている発音に引きずられて、実際の音と違ってくるということです。特に日本語はもれなく母音がついてくるので、英語で子音のみの発音や音が落ちる部分が難しいようです。
それで、知っている本よりも知らない本を聞こえたとおり真似をするのが有効なわけですが、これは知らない本では退屈して長続きしないということがあるようです。しかし知っている本だと、内容がわかるので学校英語の発音に引きずられる、そこをどうするかは酒井先生にも結論は出ていないようです。しかし強く聞こえた音だけ出してみる、というのは有効そうです。
そこで、ここからは私の考えです。
日本人の英語はあまりにもカタカナに侵されすぎているのでしょうか。
だとしたら、今回のシャドウイング指導のようにどういう音が落ちるか、とか「マクドナルドの法則(日本語の「マクドナルド」は6音節、英語ではMcDonaldでnaが弱くてdoのみ強く発音するのでほとんど1音節)といった実例をコツコツ示していくことが重要だと思われます。
そしてさらにカタカナ表記がどれだけ英語の発音とかけ離れているかをもっともっと強調していく必要があるのではないかと思いました。
私が知っている外国語の中では、英語と中国語がカタカナで通じない双璧です。
カタカナ発音は全く違う音だと強調しすぎても強調しすぎることはありません。
「カタカナは全部忘れろ!」ぐらい言ってちょうどいいと思います。
カタカナは英語じゃありません。
しかし、シャドウイングは人によっては壁が高かったり、指導なしで独力で始めるのは難しかったりします。
そこで私は「ヒアリング」重視を訴えたいと思います。
とりあえず「シャドウイングの前にヒアリング」。
シャドウイングをすると、しゃべることに気を取られると音を聞くのがいい加減になることがあります。ですから本を見ながらひたすら音を聞きます。こういう時こそ好きな本を何度も聞いて、今自分が見ている言葉がどんな風に発音されているかを聞きます。カタカナをできるだけunlearnするつもりで、1から音を覚えるつもりで。自分が見ている単語や文章が実際の音と結びつくようになってくれば、英語の音がわかってくるのではないかと思います。同じものを何度も聞くか、違うものをどんどん聞くか、どちらがいいのかはわかりませんが、とにかく多読と同じでたくさん、たくさん聞くと「量が解決する」という効果が出てくるのではないかと思います。
誰か実験しないかな?
私は実はカタカナ英語の矯正方法は本当はよくわかりません。これから開発していくべき問題だと思います。
私は中学1年の時に行った英数塾で発音記号の読み方をしっかり覚え、「book」は「ブック」じゃないと教えられました。「k」は「ク」ではなく、英語には子音のみの音があることを知りました。ネイティブの人と触れ合う機会もあったので、実際の音がかなり想像がつくようになりましたし、カタカナを介さないで発音記号で単語を覚えていきました。
ですから外国語を勉強する時は絶対カタカナを使わないよう気をつけてきました。中国語とフランス語はテレビからだったので、ネイティブの出演者について発音練習しました。ハンガリー語をやったときは白水社の「エクスプレスシリーズ」を使いましたが、これは前半部分に本文にカタカナがふってあるので、全部線を引いて消しました。そしてテープを聞いてそれを真似しながら覚えました。
だもんで、カタカナで英語を覚えてしまった人がどうやって正しい音を獲得していくべきかは私にはいまいちよくわかりません。これから少しずつ開発してければいいですね。
第二部はお馴染みのイタリアンレストランです。
香菜(シアンツァイ)さんが男性だったのでみんなビックリ。「かな」さんだと思っていた人もいたようで。上海で買ってきた中国語のGRや絵本を持ってきてくれました。仕事で山東省の済南にいたことがあって、それで中国語を勉強するようになったそうです。何冊か貸してくれたので、これで中国語の多読ができる!と喜びましたが、さらに中英併記なので、中国語を読んで、英語も読めば英語の語数も稼げる!ことに気がつきました。
こりんごさんが「No! David」という絵本を紹介してくれておもしろかったです。
はまこさんの「飛び出す絵本」もすごかった。
けんさんのハワイ報告もありました。ハワイ語はもれなく母音が着いてくるので、とっても親しみやすいそうです。
第二部が早めに終了だったので、その後行った喫茶店では飲み物だけで粘り倒しました。けんさんの教育の現状のお話は大変興味深かったです。
マザーグースのリズムにはみんな興味を惹かれたようで、これからはマザーグースブームが起きるかもしれません。
それから酒井先生
今度はちゃんとマイ・フェア・レディ見せてください。英語字幕を見ながら音が落ちるのを確認するのはおもしろかったです。chocolateなんか「チョッレイ」ですもんね。
Yoshiさん
酒飲みの替え歌おもしろそうですね。(パロディ好き)。でもciderは日本語の「サイダー」じゃなくてリンゴ酒(シードル)です。立派にお酒です。
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