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11811. 【報告】Hanahou 倶楽部《2007夏のスペシャル例会》(2/2)
お名前: 夜行猫 http://yakoneko.exblog.jp/
投稿日: 2007/9/5(14:30)
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Hanahou 倶楽部《2007夏のスペシャル例会》報告(後編)
紹介された絵本リストのつづきです。
(BT:ブックトーク、ST:読み聞かせ)
■The Sound of Colors: A Journey Of The Imagination / Jimmy Liao, Sarah L. Thomson (BT)
ISBN-10: 0316939927
ISBN-13: 978-0316939928
視力を失ってしまったために閉じこもっていた少女が、勇気を出して外の世界に
一歩踏み出そうとするお話。地下鉄に乗って何かを探しに・・・何を?自分の家?
全てを受け入れてくれる誰か?色使いがとても美しい本。
作者のJimmy Liao(幾米)は台湾のイラストレーター、絵本作家。
この作品は「地下鉄」というタイトルで、ミュージカルや映画(ウォン・カーウィ監督、
トニー・レオン主演)になったり、「地下鉄(メトロ)の恋」というタイトルでドラマになり、
今年4月日テレでも放送された(らしい)。韓流の次の華流の先がけになった著者。
でも!このお話は、目は見えないけれど、音で色を感じる少女の心の動き・想像力を
もっと素直に味わって、一緒に感じればいいんじゃないかな。それにしてもこの本を
切ないラブストーリーに仕上げるのってすごい!と逆に感心してしまう。
幾米(ジミー)デザインのお財布もあり。
(リリー・ローズ)
■The Little Red Fish / Taeeun Yoo (BT)
ISBN-10: 0803731450
ISBN-13: 978-0803731455
作者のTaeeun Yooは韓国出身、現在はNY在住の注目の新進絵本作家。
この作品はNYのthe School of Visual Artsの修士卒業制作のもの。
そして作者のデビュー作!赤の布装丁、セピア色のイラストが美しい。
図書館員のおじいさんに連れられて、ペットの金魚と一緒に図書館に
行ったJeJeは、そこで不思議な体験をする。
JeJeの顔や、月明かりの陰影、茶の濃淡と金魚の赤の深い色合いなど、
アジア人よね〜と懐かしい気持ちになる。
(リリー・ローズ)
■The Global Garden / Kate Petty, Jennie Maizels (BT)
ISBN-10: 1903919169
ISBN-13: 978-1903919163
癒されるようなそれでもって可愛いイラストのPOP-UP絵本が
欲しいなとAmazonで検索していたところこれが目に留まりまし
た。普段使っているものの原料や製品ができるまでの過程
がPOP-UPで表現されています。
(yukino)
■Let's Go Home / Cynthia Rylant, Wendy Anderson Halperin (BT)
ISBN-10: 1416908390
ISBN-13: 978-1416908395
まりあさんのブログで紹介されていた本。
表紙と紹介文を読み、即購入に至りました。
『The Cobble Street Cousins』の作者と挿絵の方に
よる、フルカラーの作品です。こんな色調が大好きで
手元に置きたい一品となりました。Hanahouの第2部で
皆さんと眺めたいな〜と思っていたところ、おしゃべりに
夢中になり。
またの機会に持参させて頂きます。
(yukino)
■See You Later, Alligator! /Annie Kubler (CDによるST)
ISBN-10: 8955789459
やらなきゃいけないことをいっぱい抱えて大忙しなCrocodileが
いっしょうけんめい誘ったり、頼んだりしているというのに、
のんびりマイペースのAlligatorは手伝うどころか、
あれこれ言い訳を言っては、のらりくらりしてばかり・・・
2人の掛け合いとSee You Later, Alligator! のせりふが楽しい。
歌と朗読と朗読+リピートが入ったCDはお得です。
指人形でも遊べます♪
(きくや)
■Don't Let the Pigeon Don't Drive the Bus / Mo Willems (ST)
ISBN-10: 078681988X
ISBN-13: 978-0786819881
「ハトには絶対運転させないでね」そう言って、バスの運転手さんは
でかけていきました。そこに、キタキタ、ハトが来た!まん丸おメメ
で " Please? "っておねだりされても、絶対 " No! "って言うんだよ!
(あおむし)
■Posters / Maurice Sendak (BT)
ISBN-10: 0370310381
ISBN-13: 978-0370310381
この本はセンダックのポスター集です(タイトルのままですね)。
かなりの大判なので、センダックの描く細やかな線がとてもよく分かります。
・・などと語れるほどセンダックに詳しくないわたしなので、
参加されたみなさんに「この絵はね〜」「あ、これは!」と色々教えていただき、
とっても嬉しかったです!その節はありがとうございました!
これに味をしめ、またどこかに持って行こうと心に誓いました(笑)。
(じゅんじゅん)
■Only My Mom and Me /Alyssa Satin Capucilli, Tiphanie Beeke (BT)
ISBN-10: 0694525855
ISBN-13: 978-0694525850
ネコの顔をした母と子の、宝もののような時間が、
やさしい色合いの絵と詩の言葉でつづられています。
文を書いたCapucilliは、Biscuitのシリーズを書いた人。
ほかに Only My Dad and Me というのもあって、
こちらはウサギの顔の父と子のお話しです。
(Sarah)
■Professor Mole's / John O'Leary (BT)
ISBN-10: 185707632X
ISBN-13: 978-1857076325
天然そうな?モグラの博士が、いろいろなマシンの仕組みを教えてくれます。
ナンセンス本なポップアップです。
(のんた)
■Celebrity Meltdowns / Bruce Foster, Mick Coulas, Melcjer Media (BT)
ISBN-10: 1595910123
ISBN-13: 978-1595910127
アメリカでマスコミの餌食になった、大スターたちのスキャンダル。それをおおげさでキモイ似顔絵
とポップアップで表現した、大人のポップアップです。こんなネタをポップアップにするなんて・・・。
(のんた)
■That's Dangerous! / Francisco Pittau, Bernadette Gervais (ST)
ISBN-10: 1579123503
ISBN-13: 978-1579123505
幼児がやりそうな、典型的な危ないことを見開き1ページで次々と描いてくれてます。
絵がとてもヘタウマ系のキュートさで、装丁も色も、シンプルでおしゃれ。楽しめます。
(のんた)
■New York's Bravest / Mary Pope Osborne, Steve Johnson, Lou Fancher (ST)
ISBN-10: 0375838414
ISBN-13: 978-0375838415
19世紀の中ごろはニューヨークの建物もほとんど木造で
火事が多発していました。そんな時代に危険を顧みず、人びとを救い、
伝説となった消防士Mose Humphreysの物語。
2001年9月11日のWorld Trade Centerビル倒壊の日、救援に向かって
亡くなった343人の消防士さんたちにささげげられた本です。
(メイ)
■Paddington My Scrapbook / Michael Bond, R. W. Alley (BT)
ISBN-10: 0007109091
ISBN-13: 978-0007109098
くまのパディントンはいろんなものを集めておくのが大好き。
ルーシーおばさんにもらったスクラップブックにたくさんの思
い出を貼り付けています。ルーシーおばさんとの思い出からロ
ンドンでの生活など、パディントンの宝物がいっぱい詰まった
フラップブックになっています。
(やえっぴ)
■Jenne-Marie Counts Her Sheep / Francoise Seignobosc (パネルシアター)
ISBN-10: 0974059900
ISBN-13: 978-0974059907
この作品が出されたのは1951年。
日本には『まりーちゃんとひつじ』というタイトルで1956年に紹介されました。
(与田凖一やく/岩波書店)
こんなに古くからたくさんの小さい人たちに愛されてきた絵本です。
まりーちゃんがひつじのぱたぽんに話しかけます。
ぱたぽんがもし、子どもをうんだら…その毛を売ってすきなものが買えるわね、と。
もし、2ひきうんだら、
3びきうんだら、、、
と、どんどん増えていき、買いたいものが次々と浮かんできます。
でも、ぱたぽんの答えは そのたびに…。
さあ、それからどうなったでしょう。。。
おはなしを進めていくうちに、画面いっぱいにまりーちゃんの夢がひろがって
はなやかなシーンになるパネルシアターができたのがとてもうれしく
過去にやっていたものを、今回みなさんに見ていただけて嬉しかったです。
英語は自信がなく、日本語でやりましたが(^^; 実は、
はなほーで紹介したくて英語の本を買ってビックリしたことが。
与田さんの訳では
「はらっぱには、ひなぎくのはなが きれい きれい」ということばが
繰り返されるのですが、
私はこの ひなぎくを、迷わず“ピンク”に塗りました。
ところが!英語では
「the daisies are white」 だったのです。
え〜〜〜!“白”だったんかぃ!!!
あと、タイトルも英語のタイトルは、読む前に「ひつじを数えるはなしなんだ〜」
ってわかってしまうので
日本語の方の「まりーちゃんとひつじ」の方がいいな、と思いました。
それから、「ぱたぽん」という、ひつじの名前の響きがいいなと思うのですが、
これは英語でも「Patapon」でした。
まりーちゃんとぱたぽんのやりとりが、リズミカルでとてもかわいい大好きな絵本です。
(たんぽぽのわたげ)
■Joseph had a Little Overcoat / Simms Taback (BT)
ISBN-10: 0670878553
ISBN-13: 978-0670878550
ヨセフのお気に入りのコートは、もう穴あき。それをジャケットに仕立て直しました。
でも、しばらくしたらそれも古くなって、、、それから? 穴あき窓が、素敵な色彩で
コートの行方を見せてくれます。 そして最後にヨセフの作ったものとは?
(葉っぱ)
■Wolves / Emily Gravett (BT)
ISBN-10: 1416914919
ISBN-13: 978-1416914914
表紙を見ると、タイトルはオオカミ、絵はウサギ。
多くの方が、どんな話?と興味をもたれると思います。
図書館から『Wolves』という本を借りたウサギさん、
その後、日常に潜む恐怖を味わいます。
絵本の中の絵本という仕掛けも面白いです。
昨年11月のHanahouで、Julieさんからこの本を紹介していただき、
その時「買うならハードカバーだよね」との皆さんのご意見で、Amazonで
購入しましたが、読んでみてすぐに、「おかしい」ことに気が付きました。
紹介された本は、
□Wolves / Emily Gravett
ISBN-10: 1405050829
ISBN-13: 978-1405050821
でした。
どこが違うのでしょう。
まず、出版社。前者は、Simon & Schuster (米)、後者は、Macmillan(英)。
背表紙の作者名が、、Gravettのみ(米)、フルネーム(英)。
途中の文章で、Forty-two teeth(米)に対し、42 teeth(英)。
ということはとるにたらないことでしたが、
図書カード付(英)、無し(米)。
お手紙同封の封筒付(英)、印刷された同内容の葉書(米)。
英版のほうは、かわいいイラストと、ウサギのようなサインもあります。
この2点の差はとても大きいです。我が家の娘も同じ意見でした。
同じ英語圏なので、翻訳の問題は無い物と思っていましたが、
思わぬところで。ネット通販の落とし穴でした。
(パピイ)
■When Cats Go Wrong / Norm Hacking, Cynthia Nugent (BT)
ISBN-10: 1551929171
ISBN-13: 978-1551929170
ネコの悪戯に頭を悩ませている男の子の嘆きの詩。
著者はソングライター兼ミュージシャンで、付属CDには渋い声のゆったりしたタンゴが収録されている。
絵を描いているCynthia Nugentもタンゴを意識して、男の子にバンドネオン(アコーディオンの一種)を持たせたり、
黄色やオレンジを多用したりしている。
(夜行猫)
■Dr Xargle's Book of Earth Tiggers / Jeanne Willis, Tony Ross (BT)
ISBN-10: 1842700545
ISBN-13: 978-1842700549
異星人の Dr Xargle が Earth Tiggers についての講義をしています。
我々地球人から見ると、ちょっと首をかしげたくなる箇所もちらほら。
講義の後には地球に実習に行くそうですが、大丈夫なのでしょうか?
(夜行猫)
以上です。
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