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11650. [報告]【Hanahou倶楽部】第26回活動報告
お名前: ポロン
投稿日: 2007/8/3(18:36)
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こんにちは。ポロンです。
暑いです!
もう8月に入ってしまいましたが、7月のHanahou倶楽部例会の
ご報告をば。
7月は、参加者6名と少なめだったにもかかわらず、2時間の中で
紹介された絵本はわずか8冊。それでも時間が足りなかった!
それだけ、1冊1冊をじっくり深く味わい、語り合いました。
その分、それぞれの絵本が強烈に印象に残っています。
(読んでないのにブックトークできるくらいです♪)
次回は、8月25日(土)にHanahou倶楽部夏スペシャルを行います。
たくさんのみなさんとお会いできますように!
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第26回 Hanahou倶楽部 報告
日時:2007年7月17日(火)10:30〜12:30
場所:横浜駅近辺
参加者6名:葉っぱ、夜行猫、たんぽぽのわたげ
パピイ、おーたむ、ポロン
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※紹介した本(BT:ブックトーク、ST:読み聞かせ)
※2007年1月1日に実施されたISBN規格の改定に伴い、13桁の新ISBNと
10桁の旧ISBNを併記しました。
■The Circus in the Mist / Bruno Munari (BT)
ISBN-10: 0529007568
ISBN-13: 978-0529007568
霧の深〜い通りを抜けて訪れたサーカス。 灰色の世界から、一気に華やかなサーカス
の世界が広がります。そこで繰り広げられる不思議な世界へと私たちを導いてくれる手
法がとても素敵。パラフィン紙と、鮮やかな色の紙を巧みに使った絵本は、さすがイタ
リアのセンスのよさが光る一冊です。
(葉っぱ)
■Ottoline and the Yellow Cat / Chris Riddell (BT)
ISBN-10: 1405050578
ISBN-13: 978-1405050579
Ottolineは小さな女の子。
とてもお金持ちの両親はコレクションを求めて世界中を旅しているので、いつも
留守がち。
Ottolineはコレクションの管理をしながら、謎の生き物 Mr. Munroe と暮らして
います。
好奇心旺盛なOttolineはいろんなことをノートに書き留めます。
この本はそのノートを模しているので、リッチな雰囲気の装丁です。
行方不明になった室内犬の情報を求めるポスターに興味をもった Mr. Munroe
と、お金持ちばかりを狙った空き巣の新聞記事に興味をもった Ottolineは、事
件を解決しようと行動します。
(夜行猫)
■The Girl's Like Spaghetti / Lynne Truss, Bonnie Timmons (BT)
ISBN-10: 0399247068
ISBN-13: 978-0399247064
"Eats, Shoots & Leaves" に続く、文法の記号で笑っちゃう絵本。
本書では、アポストロフィの有無やちょっとした位置の違いで、意味がどう変わ
るかをイラストで知ることができます。
(夜行猫)
■There's a Nightmare in My Closet / Mercer Mayer (BT)
ISBN-10: 0140547126
ISBN-13: 978-0140547122
(原書もとてもおもしろいのですが、
翻訳のうまさが際立ってて その対比を見てもらいたくて
原書と翻訳本を持っていって見てもらいました。 )
寝る時間、「ぼく」はおしいれにいるおばけが恐くてたまらない。
でも、ある日おばけをやっつける決心をする。
でてきた「あいつ」におもちゃの銃をむけると、なんと
おばけは泣き出してしまう。
形勢逆転、「泣くなよ、パパやママが起きちゃうじゃないか!」
夜。いつの時代も子どもたちは
暗闇、そして眠ることそのものが恐いのです。
…と幼い子どもの心情をすくっていてたのしい絵本なのですが、
これ、翻訳の方と比べるととってもおもしろい。
翻訳って英文を右から左へ ただ日本語に置き換えることとは
わけがちがう! ってことがほんとに実感できます。
ココに1、2文紹介したかったのですが …、
全文書いて、さらに絵も見なくちゃ伝わらないなぁ、、、
と断念。機会があったらぜひ! (総語数140語)
翻訳『おしいれ おばけ 』(1987.8月)
マーサ メイヤー (著), 今江 祥智 (翻訳)、偕成社
(たんぽぽのわたげ)
■and tango makes three / Justin, M.D. Richardson, Peter Parnell, Henry Cole (BT)
ISBN-10: 0689878451
ISBN-13: 978-0689878459
RoyとSiloの雄ペンギンは、とても仲が良くて、いつも一緒に行動していました。
周りのペンギンたちが卵を孵す様子を見て、自分たちも真似をしようと巣をつくり、
丸い石を卵に見立てて孵そうと努力しますが、うまくいきません。
それを観察していたある飼育員が、卵を1個持って来て彼等の巣に置きました。
二匹の献身的でひたむきな努力の末、かわいい赤ちゃんペンギン tangoが誕生します。
この新しい家族のあり方の物語には、賛否両論あるようですが、ニューヨークの
Central Park Zooの実話です。
水彩で描かれた挿絵はとても涼しげで、ペンギンたちのコミカルな表情が
とってもかわいいのです。
(パピイ)
■Hey, Pancakes! / Tamson Weston, Stephen Gammell (BT)
ISBN-10: 0152165029
ISBN-13: 978-0152165024
(Scholastic社スクールマーケット版もあり)
朝弟達が起きるといい匂いが。台所に行くとお姉ちゃんがパンケーキを作ってます。
姉弟3人がここまでかと思うほど台所を汚しつつ楽しくパンケーキをつくってる姿はとって
も可愛い。
そして、お腹も空きます(笑)パンケーキ食べたい・・・。
最後のページにパンケーキの材料と作り方がのっているので作ってみるといいかも。
(おーたむ)
■In the Forest / Marie Hall Ets (ST)
ISBN-10: 0140501800
ISBN-13: 978-0140501803
マリー・ホール・エッツの『もりのなか』は、私の中でベスト5に
入るほど好きな絵本です。
ずっと原書がほしかったのですが、絶版のようであきらめていました。
先日、偶然銀座のナルニア国で原書を見つけ、迷わず購入〜!
(どれほどうれしかったことか!!)
「絵本の家」というところが復刊したようです。
[url:http://www5a.biglobe.ne.jp/~ehonnoie/]
原書と邦訳本のあちらこちらに違いが見られ、両方持参して
比べてみました。
まさきるりこさんの日本語にすっかりなじんでいたけれど、
原書の英語のリズムも、耳にとっても心地よいです。
やっぱり原書を買ってよかったー♪
(ポロン)
■The Tiger Who Came to Tea / Judith Kerr (ST)
ISBN-10: 0060517808
ISBN-13: 978-0060517809
以前、タドキスト大会で読み聞かせさせてもらった、私にとって記念すべき絵本。
Hanahouでもなにか読める本はないかなぁ〜と思ったとき、
自然にこの絵本に手が伸びていました。
トラくんと女の子一家の、不思議な心温まるお話。
くすっと笑えて素敵なお父さんに敬服できて、作者の仕掛けに
気づくおまけもあり。
大人も子どもも心から満足できる一冊です。
(ポロン)
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