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11428. [報告]【Hanahou倶楽部】第25回活動報告
お名前: ポロン
投稿日: 2007/6/27(18:57)
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こんにちは。ポロンです。
6月のHanahou倶楽部の報告です。
今回は初参加のお二人を迎え、読み聞かせあり文字なし絵本ありなど、
時間が足りなくなるくらい盛りだくさんの紹介でした。
多くの参加者が読んだことのあるPuffin Easy to Read の
「Fox」くんシリーズの紹介には、みんなで抱腹絶倒!
このシリーズ、こんなにおもしろかったんだ!という発見も
ありました。
初めての絵本はもちろん、よく知っている絵本を
紹介してもらうのも、とってもHappyになれます♪
次回は、7月17日(火)の予定です。
1週間くらい前から掲示板で参加者募集を行いますので、
はじめての方も、どうぞお気楽にご参加ください♪
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第25回 Hanahou倶楽部 報告
日時:2007年6月14日(木)10:30〜12:30
場所:横浜駅近辺
参加者10名:もつこ、yukino、おーたむ、夜行猫、たんぽぽのわたげ
NATSU、アトム、パピイ、Ditto、ポロン
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※紹介した本(BT:ブックトーク、ST:読み聞かせ)
※2007年1月1日に実施されたISBN規格の改定に伴い、13桁の新ISBNと
10桁の旧ISBNを併記しました。
■Clarence the Copy Cat / Patricia Lakin, John Manders(BT)
ISBN-10: 0440417252
ISBN-13: 978-0440417255
Clarenceはネコです。Clarenceの両親はネズミを取るのが上手ですが、
Clarenceは平和主義なのでネズミを追いかけることができません。
だからどこの店に行っても長く置いてもらえません。
流れ着いた先が図書館でした。
果たしてClarenceはここに落ち着くことができるでしょうか?
Copy Catには真似っ子という意味がありますが、この絵本の表紙にはコピー機の
上に座ったネコが描かれています。(笑)
(夜行猫)
■The Story Of Mrs. Lovewright And Purrless Her Cat / Lore Groszmann
Segal, Paul O. Zelinsky (BT)
ISBN-10: 068987328X
ISBN-13: 978-0689873287
Mrs. Lovewrightは寒がり(chilly)なご婦人です。
夕方になると暖炉に火を入れてくつろぎますが、一人暮らしの夜は寂しいものです。
膝に乗ってゴロゴロと喉をならしてくれる子ネコがいれば、身も心も温まるに違
いないと思い、子ネコを手に入れたのですが、chillyな関係が続きます。
おだてたり怒ったりびっくりしたりするMrs. Lovewrightの表情がユニークです。
(夜行猫)
■The Whales' Song / Dyan Sheldon, Gary Blythe (BT)
ISBN-10: 0099737604
ISBN-13: 978-0099737605
リリーはおばあちゃんからくじらの話をしてもらっています。
むかしは 大きくて美しいくじらがたくさんいたんだと。
一日中待っていると、あるとき
くじらたちがやってきて そしてなんと歌をうたってくれたことがある、と。
突然現れたおじさんに「そんなくだらないことを!」と言われたりしますが、
リリーも 桟橋の先から海に 花をひとつ そっとプレゼントして
待ち続けます。リリーはくじらに会えるでしょうか。
くじらの歌は聞けるでしょうか…。
美しいダイナミックな絵に吸い込まれそう。
一見、写真かと思うくらい写実的なのに、
キャンバス地の目がみえるようなタッチの 温かみのある、絵画的でもある不思議な絵。
おばあちゃんの慈愛に満ちた顔、その話に聞き入るリリーの表情、
リリーが桟橋にすわってくじらに贈り物の花を落とすシーン、
クライマックスのジャンプするくじらたち、
それを身をのりだすようにして見つめるリリー、
どのシーンもほんとうに美しい。ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。
アトムさんのつよ〜いおススメ、「この美しさはぜひぜひ、ハードカバーでたのしんで!!」
(総語数600語)
邦訳『くじらの歌ごえ』角野栄子訳/BL出版
(たんぽぽのわたげ)
■All Stuck Up / Linda Hayward, Normand Chartier(BT)
ISBN-10: 0679802169
ISBN-13: 978-0679802167
キツネはいつもウサギをねらっていた。
あるときキツネは罠を考える。
身体中がべたべたでおおわれてる人形をつくって
ウサギの通り道においておくのだ。
ウサギは 人形だとは知らず、「やぁ、こんにちは!」
何度言っても返事をしないものだから、おこってなぐってしまう。
するとその手がそこにくっついてしまう。さらにおこって蹴ると足も。
両手両足が人形にくっついてしまったところにキツネがあらわれる。
ウサギ、ピンチ! ところが…。
マヌケなキツネと 賢いウサギのおはなし。
(Step Into Reading : a Step 1 Book) 総語数345語
昔ばなし大学の再話研究会の、わたしたちのグループの少し前の課題のお話に
ちょうどこういうシーンが出てきた。あんまり聞いたことない、変わったモチーフだなぁと思ってた。
古本屋でみつけ、ちまたにこんな絵本があるんだ〜、と思わず買っちゃった。
¥100なり。
(たんぽぽのわたげ)
■El Otro Lado/The Other Side / Istvan Banyai (BT)
ISBN-10: 9681677498
ISBN-13: 978-9681677497
The Other Sideのスペイン語版。文字なし絵本なので一番安い本を選んでみました。
違う方向から見たらどんな感じ??という本です。
部屋の窓から見える紙飛行機、めくると大量に紙飛行機を飛ばしている男の子。
空を飛んでいる飛行機に機内の絵。
ページの表の裏で視点を変えた絵があり、見開きでもどこか関連がある絵が多く
話がつながっているような感じも受ける本です。
できればじっくり絵をみてイメージと想像力で読んでもらいたい本。
(おーたむ)
■The Secret of Love / Sarah Emmanuelle Burg (BT)
ISBN-10: 069840050X
ISBN-13: 978-0698400504
可愛いハートの花(葉?)を見つけました二人。取り合いになった挙句、
花が破れてしまい、しかもそのまま喧嘩になってしまいました。
仲直りしたいのだけど・・・。
絵だけで二人の感情がわかる文字無しの絵本。
鉛筆書きのイラストがとっても素敵で、二人にとって大切なものだけが赤い色で塗られています。
(おーたむ)
■Mouse Tales / Arnold Lobel (ST)
ISBN-10: 0060239417
ISBN-13: 978-0060239411
ねずみのお父さんがこどもたちの寝る前にお話をきかせる話です。
いくつかの話がはいっていますがその中のお勧め2つ、
The mouse and the winds
The journey
を読み聞かせさせてもらいました。
どちらもおバカなありえない!話なんですが繰り返しがおもしろいです。
The mouse and the winds
ねずみがボートに乗って湖を渡っていた。が、風がないのでうごかない。
ねずみが"Wind!"とよぶと"Here I am!" と西風がやってきて、強い風をふかせた。するとボートは
飛んでなんと家のうえに。。。仕方がないので、また"Wind!"とよぶとこんどは東風がきて。。。
でというのがつづいていきます。
そして最後の最後には。。。
The journey
ねずみが遠くに住むお母さんに会いに行くことにしました。
車に乗ってしばらくいくと、なんとタイヤがとれてバラバラに。。。。
ところが、道の反対側にはちょうどローラースケートをうっている人がいたのそれをかって履いて
しばらくいくとこんどはローラースケートのタイヤがとれて。。。。
というのがまた延々とつづきます。
そして最後にねずみが買ったものは。。。。
読んでいても調子がよいので読み聞かせにもお勧めです。
(もつこ)
■Zoo for Mister Muster / Arnold Lobel (ST)
ISBN-10: 0060239913
ISBN-13: 978-0060239916
アーノルドローベル第一作だそうです。
動物園の動物ととても仲良しのMusterさん。
一日動物園で過ごして帰るときはMusterさんも動物たちもさびしくてさびしくて。
ある日、飼育係が寝てる隙にぞうが鍵をぬすみだした!
行き着くさきはMusterさんの家。そして。。。
Frog and Toadのような洗練されたイラストではないものの、やはりとても温かみがある素敵な絵の絵本です。
(もつこ)
■The Clown of God / Tomie dePaola (BT)
ISBN-10: 0156181924
ISBN-13: 978-0156181921
昔々、イタリアのソレントに、Giovanniという孤児の少年がいました。
ジャグルが得意で、その芸で食べ物をもらって日々のしのいでいました。
ある日町にやってきた旅芸人を見て、これこそ自分の人生だと思い一座に加わり、
道化師の化粧をして各地を巡業しました。彼の芸は大評判になり、王侯貴族からも
招かれるようになりました。
ある日、旅の途中で出会った二人の修道士に食べ物を乞われ、一緒に食事している
ときに彼らから「おまえの芸で、人々に幸せを与えることは、神に栄光をもたらす
ことと同じだ」と教えられました。
そしてGiovanniは、その芸で人びとを笑わせ、喜ばせて日々を送っていきましたが、
彼が年をとるのと同時に時代も変わり、彼の芸は時代遅れとなりました。そして・・・
語り継がれた、フランスの伝説をもとに書かれた絵本だそうですが、
絵の色合いと、タッチがすてきです
(パピイ)
■Fox and His Friends / Edward Marshall, James Marshall(BT)
ISBN-10: 0140370072
ISBN-13: 978-0140370072
兄Fox君と妹Louiseちゃんのキャラがたってて、ちょっとしたミニコント集みたいな
シリーズですね。
邦訳まで出ているシリーズとは知らず、たまたま面白かったので持って行ってみました。
カバのGeorge and Marthaといい、どうもこの人のゆるーいオチが私のツボにはまる
ようです。
(NATSU)
■Fox in Love / Edward Marshall, James Marshall(BT)
ISBN-10: 0140368434
ISBN-13: 978-0140368437
同じくFoxシリーズです。
movie starみたいなかわいこちゃん(きつねです)にひとめぼれしたFox君。
やっぱり笑えます。
(NATSU)
■The Little Wing Giver / Jacques Taravant, Peter Sis (BT)
ISBN-10: 0805064125
ISBN-13: 978-0805064124
神様が世界を作り生き物が生まれた頃、羽のあるものはいませんでした。
そんなとき、どこからともなくやってきた男の子が、
羽の欲しいものたちに羽を配って歩きます。
鳥や虫、風車にまで。
美しいお話です。
(アトム)
■Elmer and the Wind / David McKee (ST)
ISBN-10: 0099402637
ISBN-13: 978-0099402633
とっても強い風の日。動物達は洞穴へ逃げ込んでいます
鳥達は風が強すぎて空を飛べない。、ゾウは重いから飛ばされないよと
エルマーといとこのウィルバーはいたずらを思いつき・・・
「助けて、飛ばされる〜」「エルマーかえってこいよ、助けて」
カラフルなパッチワーク模様のエルマーの6作目。
6月2日から7月8日まで逓信総合博物館での催し efuto=絵封筒
にあわせて、ひさしぶりに読み聞かせしてみました。
このお話にでてくる青い小鳥達の封筒を見つけたよ。
(Ditto)
■Music, Music for Everyone / Vera B. Williams (BT)
ISBN-10: 0688078117
ISBN-13: 978-0688078119
"A Chair for My Mother" "Something Special for Me"の
続編にあたります。
先月のHanahou例会で、たんぽぽのわたげさんがこの2冊を
紹介してくれたので、今月、私が3作目を持参しました。
たんぽぽのわたげさんの紹介文はこちら。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=11315]
1作目でガラス瓶いっぱいに貯めたお金でいすを買い、2作目では
女の子がほんとうにほしいものを買った一家ですが、3作目の
この本では、そのいすに誰も座っていません。
さびしい始まりなのですが、最後には心温まる展開に。
Vera B. Williams さんの描く作品は貧しい一家が多いのですが、
その家族愛の深さに癒されます。
(ポロン)
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来月も、ハナホー!
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