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2409. windowは、穴のことであって、そのカバーの動かし方で、穴がwindowでなくなったりはしない
お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2013/7/20(09:09)
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ということでしょうか。
(カバーのほうもwindowという。後述)
(※元投稿7月19日21:42。
タイトルと前行で、「window(窓)」と書いてたのを、「window」に訂正しました。)
柊さん、こんばんは。たかぽんです。ご意見ありがとうございます。
〉私は全然考えたことがなかったのですが、歴史小説読みとしては、むしろ、ヨーロッパの窓がいつからガラス窓になったのか気になります。中世には角を薄く切って磨いて並べて貼って、採光していたと日本の本で読みました。とすると、私の大好きな16世紀の窓はどうやって光を入れていたのか、光は入るのか入らないのか? ただの穴だったのか?
「窓には板戸、閉めれば真っ暗」というのが
中世の常識だったみたいですね。
風を防ぎつつ外光が欲しい場合は、板戸のまんなかあたりに
菱形やハート形の小さな開口部を作ったけれども、
やはり風が入るので、冬は寒い。
そこで、開口部を大きく取って、油を引いた羊皮紙を
張ったりもしたそうです。うすぼんやりながら光を透す。
羊皮紙もぜいたくだったけれども、それ以上の最高のぜいたくが、
窓ガラスだった。
丸ガラスを並べる方式の窓ガラスが、13世紀ごろから
少しずつ始まったそうで、
15世紀頃には、富裕な商人の家、市参事宴会場、
組合会館などで用いられるようになったが、
庶民には高嶺の花だった。
板ガラスの製法が開発されたのは、18世紀のフランス。
以上、紅山雪夫『ヨーロッパものしり紀行《城と中世都市》編』の
コラム「中世の窓とガラス」をパクらせていただきました。。
〉ちなみに、私の持っているWebster's new world dictionary( of the American Language)という、英語圏版広辞苑のような辞書がありまして、父から譲り受けたので40年ほど前のものですが、こう書いてありました。
〉1(a) an opening in a building, vehicle, or container, for letting in light or air or for looking through, usually having a pane or panes of glass, etc. set in a frame of sash that is generally movable so that it can be opened ant shut.
〉動くことは書いてあるんですが、動き方は書いてないですね。動かない場合や、ガラスがない場合も想定している? 18世紀末のマリー・アントワネットの嫁入り馬車の窓は多分開かないと思うんですが。American Languageということは、たとえば公用語が英語のインドで窓がどう開くかも考えないといけませんね。もう一つ面白かったのが、Macmillan essential dictionaryです。
〉a hole with a frame in a wall or vehicle that lets in light and air and lets you see outside, or the glass that covers this hole:
〉意味としてはholeかガラスかということでしょうか。
今ごろ気がついたのですが、タイトルにも書きましたように、
window って、まずは、壁に開いたその穴のことなんですよね!
なので、そこに設置された、木なりガラスなりのカバーを
どう動かすか、なんてことは、window の本質とは、関係ない。
で、そのカバーのことも window と言ったりするというのが、
Macmillan の説明ですね。
door なんかも同じでしょうね。
〉あと、新しめの辞書(父の辞書以外)では、パソコンのウィンドウも書いてありました。あれって、クリックするもので、上下にも左右にも開けませんよね。
ですよね。開け方はともかく、「開いた穴」かどうかだけが、
window の目安なんでしょうね。
〉考えたこともないことを考えて、面白かったです。ありがとう、たかぽん。
いえ、こちらこそ、大事なことに気づかせてもらいました。
ありがとうございました!!
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